ウ・サ 2020
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Gamay (ガメイ) 80%
Melon de Bourgogne (ムロン・ド・ブルゴーニュ) 20%
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオロジック
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
シスト土壌に植わる、樹齢40年ほどのガメイ80%とムロンドブルゴーニュ20%の構成。
手摘みで収穫したガメイを房まるごとマセラシオンカルボニック。
ガメイのタンクにダイレクトプレスしたムロンドブルゴーニュの果汁を混ぜ合わせ、約7日間の発酵。
その後はグラスファーバータンクにて7カ月間の熟成。
山ぶどうやアセロラのような、驚くほどの瑞々しい果実味を持ち、心地よい酸味もあり、全く雑味を残さない後味は、まさに喉が渇いた時に飲むべきワインです。
ほんのり濁りのある赤茶がかった紫色。
粘性あり。
香りは山ぶどう、すみれ、アメリカンチェリー、チョコレート。
アタックはなめらかで瑞々しい印象です。
アセロラのようなニュアンスを持ち、まさにヴァンドソアフ。
酒質もまろやかで、キュっと詰まった酸もサッと消えてしまう軽さです。
■生産者
Le Raisin a Plume (ル・レザン・ア・プリュム)
本拠地:フランス・ロワール
作り手:ジャック・フェヴリエ
2014年にロワール・アンジュ地区の近く、ウドン村に誕生した新しいドメーヌがこの「ル・レザン・ア・プリュム」です。
当主のジャック・フェヴリエはブルター ニュ出身で、アンリ・ミランのワインを飲んだ時にその味わいに衝撃を受け、自然派ワインを意識し始めます。
その後飲食店サービスの専門学校に入校し、ソムリエを目指し資格を取得後は名だたるレストランで働き、ロンドンではアラン・デュカスの元でも働きました。
しかし彼はソムリエとして活躍 していくと同時に、徐々に葡萄の栽培やワイン造りの魅力にも引きずりこまれていくのです。
初めて畑で働いたのはロアールのアンジュ地方での収穫の手伝いで、 同時にジャン・クリストッフ・ガルニエのところにも見学に行ったりと、さらに 葡萄造りの道に魅力を感じていきます。
そのあとアルザス地方へ奥さん(ジュリー)のために引っ越しをし、アルザスでもパトリック・メイエやジェラール・シュレールなど、色々な蔵元で手伝いや研修をしました。
その後、ロワールに移り2011年にはワイン醸造学校に入り、 完全にワイン造りの道を進む事を決意します。
ロワールではメゾン・ブリュレのポール・ジレの元で醸造を習ったり、ノエラ・ モランタンの元でも様々な事を学びました。
そして遂に、故郷のブルターニュから近いこともあってアンジュの近くのウード ン村に移住し自身のドメーヌを設立。
ドメーヌの名前はル・レザン・ア・プリュム。
レザンは「葡萄」、プリュムは 「羽」という意味で、奥さんのジュリーが新聞記者でもあり、ワインについていろいろな記事を書くことから、プリュムは羽(羽ばたく葡萄)でもあり、万年筆 (昔の万年筆は鳥の羽だった為)という意味も込めてその名前にしました。
彼の好きな醸造元はセネシャリエールのマルク・ペノ、エルヴェ・スオー、ノエ ラ・モランタン、アンリ・ミラン、アルザスのブルーノ・シュラーなどで、それ を現すかのように、彼のワイン美学はフィネス、上品さ、緊張感、きりッとして ミネラル感たっぷりの味わいを表現する事にあります。