[3200] Arbois Pinot Noir Revelation 2017 La Cave de la Reine Jeanne

4,000円(税込4,400円)

アルボワ ピノ・ノワール レヴェラシオン 2017

  国:France (フランス)
 地域:Jura (ジュラ)
 品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Red (赤)
 度数:12.5%

インポータコメント
除梗して、ピジャージュしながら30日間のキュヴェゾン。
野性酵母にて発酵。
熟成はオーク樽で12か月。
清澄とフィルターは行わないで瓶詰。

鉄分の多い粘土を想起させるピノ・ノワールの香味。
ポマールほど重くなく、斜面下部の村名ジュヴレ・シャンベルタン的な印象。
端正に構成された赤いベリー系果実にわずかに白コショウ。
口に含むと大らかで、ブルゴーニュ的な神経質さがなく泰然自若に構えた体躯。
未だ飽和しきれていないタンニンがわずかに口に残る姿が、逆に近年あまり見受けられないクラシックなピノ・ノワールの美点を見せてくれる。
今からでも十分に楽しめる構造の柔らかさ。
余韻の広がり。
ブルゴーニュと比較されることは避けられないこの品種ですが、膨らみ方は、明らかに村名レベルと考えるとこの価格は非常にありがたい。


■生産者
La Cave de la Reine Jeanne (ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ)
本拠地:フランス・ジュラ

ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルのネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと妻のベネディクトにより設立されました。
その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。
ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)はアルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。
カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。

このゴシック様式の美しいカーヴを建築したのは誰なのでしょう。
それはブルゴーニュ伯オトン4世の娘で、1316年から1322年までフランス王となるフィリップ5世・長躯王(フィリップ4世・端麗王の息子)と結婚したジャンヌ。
フランスの女王となったジャンヌは夫の死後、現在のアルボワ市ブルゴーニュ通り5番地にあたる場所に、自分の母であるアルトワ女伯マティルドと共に、屋敷の中にこの素晴らしいカーヴを建設しました。
この歴史的建造物は当初、この地方の最高のワインを保存するために作られましたが、その後建設時のままの形で現在まで残されました。
メゾンでは御目に適ったブドウを買い付けることにより、伝統的な栽培方法のものと有機栽培のもの双方において提供できるアイテムが増え、また表現できるテロワールの幅を広げることが可能となっています。
常にコストパファーマンスの高いワインを提供し続けるカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、設立して間もないうちから多くの愛好家に評価され続けています。

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