シュメッターリング 2020
国:Germany (ドイツ)
地域:Mosel (モーゼル)
品種:Muller Thurgau (ミュラー・トゥルガウ) 35%
Riesling (リースリング) 35%
Kerner (ケルナー) 30%
タイプ:White (白)
SO2:無添加
度数:10.5%
インポータコメント
3区画(レーメン・レイ、ダムガルテン、レトゲン)のミュラートゥルガウ、コーバンのリースリング、ダムガルテンのケルナーを使用。
レーメン・レイとダムガルテンのミュラートゥ ルガウを手摘みで収穫、選果、全房破砕し、10日から14日間スキンファーメント。(一部、4日間MC)
プレス後、ステンレスタンクに移し、澱引き(デブルバージュ)古樽に移し、 シュールリーで数ヶ月間熟成。
ダムガルテンのケルナーは、早摘みで収穫、選果、除梗破砕し、皮が薄いので24時間以下のスキンコンタクトで丁寧にプレス、コーバンの リースリングと一緒にステンレスタンクで発酵させ、澱引き後、シュールリーで数ヶ月間熟成。
2021年3月20日にブレンドし、ノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰め。
シュメッターリングとはドイツ語でチョウチョウの意味。
やや濁りのあるレモンイエロー。
レモン、シトラス、カボス、洋ナシ、マーマレード、アカシアの香り。
抜栓後、少々ピチピチしておりますが、微発泡というか、ピのレベルで感じる程度です。
味わいは、やや高めの酸味やミネラル感が特徴的ですが、非常に綺麗で心地よく、モーゼルらしい印象。
時間と共に甘夏などの柑橘系フルーツのニュアンスがでてきて、低空飛行なオレンジワイン的な要素も。
ジンジャーやレモンの皮といった余韻、じんわりとした旨みも◎
大人のレモネード(レモンの皮入り)といった感じでしょうか。
主張しすぎず、じんわりくるタイプが個人的に好きです。
最初は酸味、ミネラルが強く感じられますが、時間と共に果汁の甘みが出てきて、バランスが良くなります。
2日目はオレンジ感も出てきます。
■生産者
Madame Flock Wines (マダム・フロック・ワインズ)
本拠地:ドイツ・モーゼル
カナダで消防士をしていたデレック、ニューヨークの有名なJack's Oyster Houseで働いていたロバートがオーストラリアのワイナリーで2017年に出会う。
代々家族がワイン造りをしてい る訳ではなく、醸造学を学んだ経験もない2人がオーストラリアとフランスのワイナリーで醸造を経験。
ドイツのモーゼルにあるフロックさんの放置された古いぶどう畑に魅せられ、無一文ながら移住し、この放置されたぶどう畑を復活させ、世界で最高のナチュラルワインを誕生させることを目標に彼女に敬意を表して、マダム・フロックという名前で、2018年よりモーゼルでワイン造りを始める。
ナチュラルワインとクラシカルワインの良いところを理解しており、両方の市場のギャップを埋め、境界線を曖昧にしたいという思いが強い造り手。