ラパ・デュ・グラン 2021
国:France (フランス)
地域:Roussillon (ルーション)
品種:Grenache (グルナッシュ) 60%
Mourvedre (ムールヴェードル) 40%
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオロジック
度数:14%
インポータコメント
フランス語で、『l'appat du gain』=『利益のみ考えて動く・欲張り』という意味。
自然派ワインを好きな方は存じていると思いますが、金銭目当てで自然派ワイン生産者になる人はいないと思います。
又、『gain=利益』を『grain=種』にすることで、意味も違ってきます。
ようするに、『l'appat du grain』=『種の事を考えて動く』と意味します。
ラベルを作成してくれているアーティストさんの作品。
何気なくブドウを食べている女性が魅力的で、この絵に決定しました。
かすかに紫がかったルビーレッド。
熟したブラックベリーやダークチェリーのフレッシュでジューシーな果実味。
わずかにハーブの清涼感や細かなスパイスも感じられます。
時間の経過とともにビターチョコレートやバニラビーンズのようなニュアンスも現れてきます。
ほどよい酸味と緻密なタンニン、そしてシナモンのようなスパイスや旨味が溶け込んでおり、丸みを帯びていますが芯の通った味わい。
さくらんぼのシロップ漬けのような甘美な余韻とビターチョコのようなほろ苦さが長く続きます。
■生産者
Le Debit D'ivresse (ル・デビ・ディヴレス)
本拠地:フランス・ルーション
フランス・ルーション地方、ドメーヌポッシブルのルイックとブーデュモンドのエドワードが築き上げた自由の国(醸造所)、ジャジャキスタン共和国で2017年に初めてワインを醸造し、2018年からはシルヴァン・レスポ―の醸造所、カーヴ・アピコルにてワインを醸造し始めたリュック・デルヴォー。
ドメーヌの名は「ル・デビ・ディヴェルス」。
リュックは現在47歳。
彼の職歴はとても豊かで、約3年の間、マグロやイワシの漁師として働くものの、一度出航してしまうとなかなか家族の元へ戻れず、娘との時間をもっと作りたいとの思いで、レストランの従業員に転職。
7年間レストランで働きながら、ギターやコントラバスの奏者としても活躍。
ちなみにジャンルはジャズとメタルをミックスした音楽のよう。
以前よりワインに興味を持っていた彼は、そこから同じくルーションの醸造家、ジャン・ルイ・トリブレの元で働き、ワイン造りを学ぶ。
10年前より知り合いだったルイックとエドワードの醸造所(ジャジャキスタン)に2017年から加わり、自身のドメーヌを設立。
初のワインを醸造する事となった。
彼のコンセプトは、飲むためのワイン、食べる為のワインを造る事!それはドメーヌの名でもある「デビ・ディヴェルス=酔いを与えた人」という意味にも込められている。
彼のワインはとてもジューシーで爽やか。
まさに食事と共に楽しむワインだ。
さらにもっと価格を抑えて、食卓でワイワイ楽しめるワイン造りを目指して、彼の新しい船出がスタートした。