[2800] La Martine 2019 Thierry Diaz / ラ・マルティン 2019 ティエリー・ディアツ

3,500円(税込3,850円)

ラ・マルティン 2019


  国:France (フランス)
 地域:Roussillon (ルーション)
 品種:Grenache Noir (グルナッシュ・ノワール) 60%
    Grenache Gris (グルナッシュ・グリ) 20%
    Grenache blanc (グルナッシュ・ブラン) 15%
    Carignan (カリニャン) 5%
タイプ:Red (赤)
 土壌:シスト
 栽培:ビオロジック
 認証:エコセール
 SO2:無添加
 度数:13.5%

インポータコメント
ブルーノ率いる9caveの一員であるティエリーが、シスト土壌で混植する古木のグルナッシュ3種とカリニャンを醸し後、ステンレスタンクで発酵・熟成、サンスフルで瓶詰めしました。

とろっとした粘性、レンガ色の朱色、干し柿やアプリコット、フランボワーズの香りを感じます。
全体的に熟成による丸みがありタンニンと酸が溶け込み、しっかりとしたエキスが余韻まで長く続きます。


■生産者
Thierry Diaz (ティエリー・ディアツ)
本拠地:フランス・ルーション

南仏、パニュルスと言えば...あのブルノ・デュシェンがいる所。
そんなブルノが志高い醸造家達を集め、あるプロジェクトを開始しました。
それは皆で助け合う、「仲間達の醸造所」建設です。
新しい生産者が勇気を出してワイナリーを始めると色んな困難に出会います。
それはトラクターやプレス機、勿論畑、多大な投資が必要だからです。
仮にそれがカバー出来ても、実際栽培や醸造が始まると未経験さから色んな困難に出会います。
そこでブルノが思いつきました。
小さな生産者が同じ場所で行えば、お互いがカバーしやすくなる!と...。
事の発端はバニュルスの町の真ん中にカーブコベラティフという農業組合の醸造所移転の話にさかのぼります。
パニュルスはフランスの最南端、スぺインとの国境沿いの町、海と山に囲まれた、有効利用な土地がほとんど無く、家も少なく、バカンス地として最高なので、家の値段が結構高いのです。
そんな町で大きな醸造所が売りに出されました。
勿論価格は飛びっきりの値段、しかし理想的な広さ、小さな醸造所で苦労して醸造していたブルノはそれに目をつけ、前から抱えていた新人生産者達の持つ問題も解決できると。
5人の仲間たちとお金を持ち寄り、ブロジェクトが始まったのです。

その1人がこのThierry Diaz(ティエリー・ディアツ)。
1970年3月25日パニュルスに近いアルジュレスという町に生まれました。
お父様が5 ~ 6haの畑を所有していた栽培家でブドウを農業組合に売っておりました。
その頃はBIOではありません。
Thierryはその協同組合で従業員として働いておりましたが、お父様が2000年に亡くなり、畑を彼が相続しブドウ栽培を続けながら農業組合の仕事と両立しておりました。
自分で栽培を始めると、協同組合の仕事に疑問を持ち始めるようになり仕事を辞め、自由気ままな旅に出たのです。
色んな所を旅しました。
一番印象的なのはコスタリカ、そこで農業の原点を自分の目で見て、「自分の畑もこうしたい!」と思い帰国。
自分の畑をコスタリカのように自然に忠実に耕したいと、無農薬に切り替えます。
栽培だけ行い、その合間を縫って再び、コスタリカに出かけます。
そんなときにブルノのワインと出会い、「こういうワインを造りたい!」と醸造家を目指しました。
機材や家を買うために、一番いい畑の3haを残し、残りを売って創業資金にしました。
パニュルスでBIOを行うには3haが最低でも必要です。
こうしてブルノのブ ロジェクトに参加し、ワイン造りを始めたのです。
畑は昔のままなので、グルナッシュ3種類、ごちゃごちゃに一緒に植樹されておりますが、少しずつ変えていっています。2004年には0.15haのムールヴェードルを 植えました。 これからどんどん新しい事に挑戦するようです。
最愛のクリストルとは何と収穫中に出会いました。
彼がワイン造りを始める事を決めた時、しっかりと支えてくれた のも彼女です。
限られた資金で2人でバニュルスに手作りの家を建て、愛犬「まや」君と3人(正確には2人と1匹)で暮らしております。
彼女は自分の仕事を持っ ておりますが、ワイン造りの行程では1人では出来ない場面があり、それを全てクリストルが手伝ってくれます。
本当に仲の良いカッブル、ワインの中には愛情たっぶりです。

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