ティベティア 2020

  国:Slovenia (スロベニア)
 地域:Goriska (ゴリシュカ)
 品種:Malvasia (マルヴァジア)
タイプ:Orange (オレンジ)・Petillant (ペティアン)
 SO2:無添加
 度数:13%

インポータコメント
オレンジワインの泡。
7日間ステンレスタンクで醸し(+ルモンタージュ)、残糖20g/lとなった時にボトリングして、残りの発酵を瓶内で終わらせる(ペトナット)。

カリン、梨、青りんご、ミント、スズランなどの繊細な香り。
飲みはじめは酸がフレッシュで軽快。
ボトル底に進むにつれて、次第に滋味さや味わい深さが現れ、その変化が面白い!泡が抜けてからも美味しく、むしろ故意に泡を抜きたいぐらい。

スパークリングの後はオレンジワインとしても楽しめて一石二鳥。
『滓』の魅力が存分に堪能できるフレンドリーなワイン。
2023年9月現在、オフフレーバーは一切ない。
亜硫酸無添加。


■生産者
KABAJ (カバイ)
本拠地:スロベニア・イストリア

かねてからKABAJは歴史と自然を大事にし、まっすぐな姿勢でワイン造りを続けてきました。
現在はアンフォラを使用するワイナリー25社から結成される、『XELOBA KARTULI協会』のメンバーでもあります。
彼らの共通の想いは、ワインの起源である「昔ながらの自然なワイン造りへの回帰」です。
古代の技術を現代のワイン造りに取り入れることを目的とし、日夜、その研究と促進に取組んでいます。
今、最も古く、かつ最もモダンであるのが、「昔ながらのワイン造り」です。
赤ワインのように果皮ごと醸造を施した白ワイン(オレンジワイン)をスロヴェニアでは、”After old wine”と呼んでいます。
昔の時代のワイン造りを重んじ、現在に戻そうという試みです。
長期に渡って醸されたワインには、天然コルクを用い、瓶内で長く生き続けます。

KABAJの当主であるジャン・ミッシェル・モレル。
彼のワインは土壌のテロワールと、何よりも彼自身の個性(キャラクター)が具現化されています。
まず第一に、「自分が手掛けたワインは、自分自身が誰よりも愛さなければ!」と語ります。
彼のワインそのものが、ワイン造りにおける哲学を示しています。
土壌はワインの前身で、最もワインに影響を与える部分です。
健全な土壌とハイクオリティのぶどうありきの基本の考えで、丹念に耕されたミネラル豊かな土壌には、最高のぶどうが実り、そうしてワインは造られるのです。
 

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