ピルエット 2021
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Carignan (カリニャン)
タイプ:Red (赤)
栽培:有機栽培
度数:12.5%
インポータコメント
深いルビー色。
プルーンやレーズン、カレンズなどの黒系果実のドライフルーツやリキュール、赤いベリーソースなどが混ざり合うやや充実感ある香り。
スワリングするとよく熟した黒葡萄の果皮やグレナデンなどの香りが現れます。
香りは凝縮感のあるドライフルーツや甘やかな様子が伺え、それでいて口に含むと赤い果実の小気味良い酸やエキスの詰まったベリーソース、果汁のような瑞々しささえ想わせます。
メリハリのある酸が全体を支えながら上品で凛とした印象を与え、時折赤い果実の甘酸っぱい風味が若々しさや可愛らしい表情を伺わせながら、アフターにかけて加えて少しビターな果皮のニュアンスやドライフルーツのコクや深みが溶け込み、奥行きが感じられます。
南仏の葡萄らしい風味やテロワールを引き出しながら、滑らかな口当たりや飲み心地で雑味のないミディアムスタイルです。
■生産者
Fontedicto (フォンテディクト)
本拠地:フランス・ラングドック
作り手:ベルナール・ベラッセン
ベルナール・べラッセンの父親はチュニジアでイチジクの蒸留酒(ブッハ)を醸造する家庭、母親はイタリア・パンテレリア島のワイン生産者の家庭に生まれました。
ベルナールはチュニジアで1951年に生まれ、10歳の頃にフランスのペルピニャンに移り住みました。
その頃、父はベジエとナルボンヌ辺りの平地の畑で、馬やロバを使い耕作し有機栽培でジュースを造っていました。
幼い頃から自然と目にしていた農法、また、学生時代にマクロビのレストランでアルバイトをしていた影響などもあり、彼がワインを醸造するにあたって馬を使っての有機栽培は自然な流れでした。
当時、他の生産者からは時代遅れと笑われることもありましたが、シャプティエが興味を持ち、彼の所に教えを乞うほどでした。
今も変わらずの姿勢で栽培・醸造に取り組んでいます。