[4400] Nous Sommes Libres Riesling Sylvaner 2021 Maison Moritz Prado / ヌ・ソンム・リーブル・リース・シルヴァ 2021

5,500円(税込6,050円)

ヌ・ソンム・リーブル・リースリング・シルヴァネール 2021

  国:France(フランス)
 地域:Alsace (アルザス)
 品種:Riesling (リースリング)
    Sylvaner (シルヴァネール)
タイプ:White (白)
 栽培:ビオディナミ
 度数:12%

インポータコメント
樹齢約60〜65年の古木の葡萄。除梗したシルヴァネールとリースリングを半分づつ、ジャーで8ヶ月のマセラシオン。
ブレンドした後、ジャーで6ヶ月間熟成。

薄濁りのややオレンジがかった濃い黄色。
熟した黄色の和柑橘やアプリコットなどの黄色の果肉を持つ果実、パッションフルーツなどを想わせる果実香に、柑橘ピールやみかんの葉、フレッシュハーブのほろ苦さや爽やかな香り、カモミールなどのハーブティーやドライハーブ、白や黄色のドライフラワー、カモミールなどのハーブティーやドライハーブの香りが伺え、複雑性に富んだ印象を受けます。
口に含むと香りからのイメージよりも更に複雑で深みを感じさせるドライハーブなどのニュアンスを強く感じ、熟した柑橘やプラムなどの果実味と絡み合いながらが大きく膨らみます。
パッションフルーツの溌剌とした甘酸っぱい果実味や張りのある酸、柑橘ピールのほろ苦さが伸びやかな飲み心地や抑揚を与え全体を引き締めます。
アフターには仄かに鰹だしのような芳ばしいニュアンスが現れ、旨味感が長く続きます。


■生産者
Maison Moritz Prado (メゾン・モリッツ・プラド)
本拠地:フランス・アルザス

Maison Moritz Pradoは2018年からアルベという人口約500人の小さな村でワイン造りをしています。

フランス人の夫のギラン・モリッツは過去にポルトガルのDomaine Conceitoで収穫作業、ブルゴーニュのDomaine Devillardに5年間勤務後、ルーマニアのDomaine Avincisで7年間総合責任者を務めるなど、豊富な経験を持ちます。
コロンビア人の妻のアンジェラ・プラドは金融の修士号を持ち、当初は金融の世界でキャリアスタートを切りましたが、ギランとの出会い機にルーマニアに移り、ギランと共にドメーヌでワイン造りの経験を積みました。
その後二人は独立を決意し、フランス国内でブルゴーニュ、ボルドー、ロワールなど畑を探し回りましたが、近年気候が及ぼす大きな影響やワインの好みなどを考慮し、総合的に過小評価されていたアルザスを選びました。

その中でもアルベは非常に小さいアペラシオンに関わらず、すり鉢状の内側に位置する畑の標高は約350m〜500mで冷涼な気候で、土壌の性質は主にシストというワインに冷涼感が出やすい環境です。
ぶどうの生育が平地と比べて約2週間ほど遅く、開花時期の霜の影響が比較的低く毎年安定した収穫が出来る傾向にあるところも大きな魅力です。

強い冷涼感のあるワインを好む二人は、特に近年の地球温暖化に対応できているこの理想的な条件から、自身が納得のいくワインを造る事ができるこの土地のポテンシャルに魅了されドメーヌ設立に至りました。
彼らのワインには、常にとても笑顔でエネルギッシュな二人の明るい面と、非常に真面目な部分の両方が写し出されているように感じます。
自然に対して大きなリスペクトを払う彼らは、フランス全体のヴィンテージ毎の特徴というよりは、アルベ単体のその年とテロワールの特徴を最大限表すようにワインを造ります。
今後の将来にも更に期待が高まる生産者です。

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