ツィツカ オツハヌリ・サペレ 2019
国:Georgia (ジョージア)
地域:Imereti (イメレティ)
品種:Tsitska (ツィツカ) 60%
Otskhanuri Sapere (オツハヌリ・サペレ) 40%
タイプ:Red (赤)
土壌:粘土質
度数:10.9%
インポータコメント
クヴェヴリで25日間マセレーション、クヴェヴリで7ヵ月間熟成。
Saperとは、色を与えるという意味でもあり、その名の通り、果皮の成分の多い品種に、白品種のツィツカを混ぜることで、軽やかで深みのある味わいに仕上げた。
この醸造の自由さが、ジョージアワインの醍醐味である。
■生産者
Gogita Makaridze (ゴギタ・マカリゼ)
本拠地:ジョージア・イメレティ
イメレティ地方のテルジョラ村の若手醸造家で、1984年生まれ。
醸造家としては5代目にあたるが、大学で経済学を学んだ後、市役所と建築会社で経理の仕事をしながら実家を手伝っていた。
しかし父が病に倒れて2012年に醸造所を継いだ。
テルジョラのテロワールを地場品種と伝統的醸造で表現し、ヨーロッパに輸出することを目指してENPARD(欧州周辺国農業地域開発支援機構)の支援プロジェクトに応募。
2014年に採用されて醸造協同組合「テルジョラワイン」を設立した。
自家所有する1.5haの他に4.5haを仲間達とともに栽培している。
栽培品種は白のツォリコウリ、ツィツカ、赤のオツハヌリ・サペレ、アラダストゥリなど。
2013年にセラーを改築、醸造時の温度環境を考えて地面を約1m掘り下げ、2基(500ℓと1000ℓ)しかなかったクヴェヴリを2015年には14基に増やした。
濃厚な赤だったオツハヌリ・サペレに白のツィツカをブレンドして口当たりを良くするなど、新しい試みにも積極的に取り組んでいる。