ラウル 2023
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Carignan (カリニャン)
タイプ:Red (赤)
SO2:無添加
度数:12.5%
インポータコメント
全房で3週間マセラシオン。
ステンレスタンクで8ヶ月間の発酵と熟成。
ルビー色。
熟した赤や黒のミックスベリーに、赤や紫の花々、ナツメグなどのスパイス、お香のニュアンスが加わり、香りはやや控えめに感じられます。
口に含むと軽やかなミディアムライトタッチで果汁のように瑞々しく軽快感があり、少し舌先をかすめるガスが感じられフレッシュな印象を受けます。
それでいて、やや重心が低く落ち着きのある様子を兼ね備え、旨みが絡み合う果実味が大きく広がります。
徐々にお香やスパイス、よく熟した黒系果実の果皮を想わせるビターな風味や微細なタンニンが重なり、フルーティーな中に充実感が増していき、深みや奥行きが感じられます。
■生産者
Le Mazel (ル・マゼル)
本拠地:フランス・ローヌ
ローヌ南部アルデッシュの小さな村ヴァルヴィニエールに位置しており、現在20haのブドウ畑を所有しております。
ブドウ栽培は祖父により1919年から始まり、父や現当主のジェラルドにより大きく成長しました。
ジェラルドは、1984年より父の元で働き始めました。
当時、ブドウはヴァルヴィニエール協同組合のワイナリーへ卸していました。
80年代に入り化学肥料や農薬、除草剤などが蔓延しただけでなく、販売率を優先したワイン造りや不自然なワイン造りが多くなっている時代でした。
そのような時に、ジャック・ネオポールとマルセル・ラピーエールに出会い、化学肥料や亜硫酸、培養酵母などを使わず自然で高品質なワインを造る事が出来ると知り、1997年より自ら醸造を手掛けるようになりました。
100%天然酵母、酵素やビタミン、亜硫酸の無添加。清澄やろ過も行っておらず出来るだけ自然な造りを心がけ、フルーティーで香り豊かなワインを造る事を心がけています。