ヴィーノ・ディ・コントラーダ SM グリッロ 2022
国:Italy (イタリア)
地域:Sicilia (シチリア)
品種:Grillo (グリッロ)
タイプ:White (白)
土壌:砂質、石灰岩
栽培:有機栽培
SO2:瓶詰め時に微量
度数:12.5%
インポータコメント
ヴィットーリア北東部のイブレイ山地は、海が隆起してできた石灰質土壌で、ヴィットーリアよりも標高が高く昼夜の寒暖差が望めるため、白品種を植えるのに適した場所。
アリアンナは、いつかこの土地で白ワインを造りたいと考えていましたが、2016年、キアーラモンテ グルフィ郊外についに彼女が思い描いた土地を見つけます。
「SM」は、土地の名前であるSanta Margherita(サンタ マルゲリータ)の略。
標高490mにある、樹齢100年を優に超える松、樫、そしてお化けのようなオリーヴに囲まれた場所で、植えることにしたブドウはグリッロ。
彼女曰く、イブレイ山地のテロワールが奏でる独特のメロディを表現する上で、グリッロこそが最適な楽器なのではと考えたといいます。
ファーストヴィンテージは2020年。
セメントタンクと一部は2500Lのオーストリア産のオーク樽でマセレーションと醗酵を行う。
その後同じセメントタンクとオーク樽にて10か月間熟成を行い、ボトリング後も4か月間休ませてからリリースさせる。
■生産者
Arianna Occhipinti (アリアンナ・オッキピンティ)
本拠地:イタリア・シチリア
シチリアを代表する生産者COSコスのオーナーの一人、ジュストの姪っ子であるアリアンナ オッキピンティは、ミラノの醸造学校卒業後、生まれ故郷であるヴィットーリアに2haの畑を購入し、 2004ヴィンテージからワイン生産を始める。
現在は13haの畑から約5万本のワインを生産。
赤ワイン用に、ヴィットーリアに起源を持つといわれているネーロ・ダーヴォラとフラッパートを、白ワイン 用にはアルバネッロとジビッボを栽培しています。
大地の声に耳を傾け、人間のエゴによってそれを極端に歪めることなく、そこから賜ったブドウを醸したいと考える彼女は、畑では無施肥による有機栽培を実践し、防除対策としては年2回の硫黄散布のみを行っています。
セラーでは、畑でのアプローチ同様の考えから、野生酵母で温度管理を行わず醗酵を行い、二酸化硫黄はボトリング時に若干添加するのみ。
ノンフィルター、無清澄でボトリング。
ブドウ畑以外に16haのオリーブ畑も所有、一部の樹は樹齢100年を優に超えています。