アンバー 2019
国:Australia (オーストラリア)
地域:Victoria (ヴィクトリア)
品種:Pinot Gris (ピノ・グリ)
Riesling (リースリング),
Greco (グレコ)
Fiano (フィアーノ)
タイプ:Orange (オレンジ)
度数:13%
インポータコメント
Pinot Gris/Riesling/Greco/Fianoの混醸及びスキンコンタクト。
発酵と熟成は800Lのテラコッタ アンフォラ。
こちらもペットナット同様に前年と基本レシピは何も変更せずに作ったそうです。
45日のスキンコンタクト。
Pinot Grisを最も早く収穫し、醸しを行うプロセスで他のブドウ品種を順次投入。
グリッピーなタンニンは相変らず、若干還元した野性味とマーマレードの様な濃厚の旨味はインパクト抜群です。
これはガストリック ソースと是非合わせてみたいなぁ。
■生産者
Between Five Bells (ビトウィーン・ファイブ・ベルズ)
本拠地:オーストラリア・ヴィクトリア
ヴィクトリア州沿岸にあるジーロングは冷涼気候、特に南極海からの風のお陰でマイルドさを特徴としてブルゴーニュ品種を中心に名声と高めて来たエリアです。
その入り組んだ入江には5棟の鐘が付いた灯台が建ち並んでおり、ビトウィーン・ファイヴ・ベルズは文字通りその灯台の正に中間地点に位置しています。
フロントマンはデヴィッド フェスク。
5世代に渡りニューサウスウェールズのワイン輸出入で財を成した一族出身の彼は、現在のオーストラリアワインの潮流とはまるで逆行したスタイルを目指してプロジェクトをスタートしました。
カリフォルニアで昔から細々と作られるフィールドブレンド、そしてフランス ローヌの英雄グラムノン。
自身が働いた過去の経験をベースに、ブドウ自身が持つポテンシャルを素直に引き出す事だけを念頭に、全てのワインスタイルを決定しています。
デヴィッドの傍らで醸造に集中するのはレイ ナデソン。
レイは元薬学博士。
同じジーロングにあるレスブリッジ ワイナリーでオーガニックアプローチによるワイン作りをリードしています。
特にブルゴーニュ品種に関してはウィリアム ダウニーに並ぶ天才と称されており、今やメーリングリストだけでワインが完売するスーパースターの一人となりました。
ビトウィーン・ファイヴ・ベルズは毎年違った個性を持ったワインをリリースします。
それは年の個性を表現する芸術でもあり、正に一期一会のテロワールとも言えるのです。