シャブリ - 1級 モン・ド・ミリュ - 2018
国:France(フランス)
地域:Bourgogne(ブルゴーニュ)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
SO2:15g/Hl
度数:13%
インポータコメント
ヴァレリーの母から受け継いだ貴重なプルミエクリュの畑、モン・ド・ミリュ。
昔々ブルゴーニュ国とシャンパーニュ国の国境の真ん中にあった山である事から「中心の山」と名付けられたプルミエクリュに平均40年と70年の2つの樹齢のシャルドネを所有。
シャブリと醸造方法は同じで、手済みによる収穫で、破砕せずに全房にてダイレクト・プレス。
デブルバージュをせずに、オーク樽にて自然酵母によりゆっくりとアルコール発酵・マロラクチック発酵を行い、その後、22時間のシュール・リー。
バトナ―ジュは一切行わず、液体を移動されるのも、ポンプ等は一切使用しない。
熟成後、タンクで全てをアッサンブラージュし、スーティラージュ、コラージュ、フィルター掛け等は行わずボトリングをする。
酸化防止剤はボトリング時に15g/Hlのみ添加。
非常にしっかりとした骨格をもち、なによりも特徴なのは溢れんばかりのミネラル感。
最初から最後までこのミネラルに口の中が支配され、永遠に続く余韻を楽しめます。
■生産者
Domaine le Vin de Deux (ドメーヌ・ル・ヴァン・ドゥー)
本拠地:フランス・ブルゴーニュ
ヴァレリー・ガヴォーとビル・モアザンの二人によって設立された2014初ヴィンテージのドメーヌ。
ヴァレリーは40代で本業は画家です。
現在は、絵だけではなく、本のイラストレータとしても活躍しています。
ヴァレリーの実家は代々シャブリ地方でブドウを栽培しており、彼女の母も生産者でしたが、ワインは造らず、ブドウは全て農協へ売っていました。
その母が引退し、シャブリの畑、さらに隣り合わせのプルミエ・クリュの畑をヴァレリーに譲りました。
彼女は譲り受けた畑をすぐにビオディナミと有機栽培に変え、ブドウを農協に売り続けながら現在もゆっくりと土壌をよみがえらせています。
栽培や醸造の学校に通っていないヴァレリーは、幼いころからの畑の中での経験、母から直々教えてもらった栽培方法や、知人からおそわったビオディナミを実施。
醸造に関してはアリス・オリヴィエ・ド・ムールからのアドバイスなどを参考にして、ワイン造りを行っています。
特にヴァレリーは感受性豊かで、アーチストとしてのインスピレーションとフィーリングをワイン造りでも十分に発揮させており、ここが彼女のワイン造りの最大の利点であることは間違いありません。
ビルも元々ワインが大好きで博学。
ワイン醸造の本も沢山読み、ニコラ・カルマランやトマ・ピコなど色々な生産者と話し、ヴァレリーと共にワインを醸造しています。
2人のワインは少量生産であるにもかかわらず、すでに大きな評価を得ており、これからますます注目を浴びる生産者であることは間違いありません。