セルパン・ア・プリュム 2019
国:France (フランス)
地域:Cahors (カオール)
品種:Malbec (マルベック) 80%
Merlot (メルロー) 20%
タイプ:Red (赤)
土壌:粘土石灰土壌、基盤はマルヌとキメリジャン
栽培:ビオディナミ
醸造:9月23日に収穫開始。
手摘みで20kg入ケースに収穫、30%全房、70%除梗。
重力でタンクに。
ゆっくりと自然酵母で10-20日醸し醗酵し、バスケットプレスで搾汁。
澱とともにコンクリートタンクとステンレスタンクで11ヶ月熟成。
SO2:瓶詰め時に1g/hl添加
度数:13%
インポータコメント
古代メソアメリカ文明で信仰されていた農業神である羽の生えた蛇を意味します。
ワインは、石灰岩台地(コース)ならではのマルベックのジューシーでクロッカンな表現。
2019年は暑い年でしたが18よりマイルドで、良いタイミングで雨が降り、いつもの私達が好きなよりフレッシュでドリンカブルな楽しいワインになりました。
すみれやブルーベリーの香り。
心地良く、熟して深みあるヴァンドソワフ。
危険な液体です。
■生産者
DOMAINE LA CALMETTE (ドメーヌ・ラ・カルメット)
本拠地:フランス・カオール
造り手:マヤ・サレ &ニコラ・フェルナンデズ
「偉大なワインは完璧を期すためにマインドフルネスで実行する細かいディーテイルの積み重ねで造られます。美しいワインを造るため、場所やヴィンテージの味わいに真に忠実であることが重要です。」
農学と醸造学を学び、エノローグ(醸造コンサルタント)としてアルザス(ビネールやシュレール)や南仏で活躍していたマヤ・サレとニコラ・フェルナンデズのカップルがフランスのカオールのコース(主に石灰岩の標高高い台地)にドメーヌを立ち上げました。
以前マヤが活躍していたアルザスのワインのテロワール表現に近くて選んだという場所・葡萄畑は、標高
350m、石灰岩、マルヌブランシュ、赤粘土、キメリジャンなどの土壌で、夜と昼の寒暖差が激しく、葡萄はゆっくりと熟します。
収穫は2017年2018年共に、9月末から10月初旬と、2018年はタルディヴを除きフランスでも最も遅い収穫の場所の一つで、葡萄には完熟感と酸がしっかりありました。
そんな葡萄から造られたワインは、これまで私達が抱いてきたカオールのイメージとは全く異なる「マチュリティ」と「フレッシュネス」の共存があり、マルベックの繊細で上品なタンニンと、また石灰由来の土壌の気品ある味わいがかさなり、洗練されたグラン・ヴァン・ナチュレルに仕上がっています。
畑はビオディナミを取り入れつつオーガニックで管理し、銅などの使用量も控えるためにハーブティーなどを補助的に使用しています。
害虫をたくさん食べてくれるコウモリ用の家を用意したり、液体のコンポストなども準備しています。
またトラクターなど重機を畑に入れないため、ほとんどが人による手作業です。