シャブリ 2019
国:France(フランス)
地域:Bourgogne(ブルゴーニュ)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
タイプ:White (白)
栽培:ビオロジック
認証:ユーロリーフ
SO2:醸造工程と瓶詰めで少量ずつ
度数:13%
インポータコメント
シャルドネ 100%
樹齢平均 30 年。
ステンレスタンクにて発酵&12 か月の熟成。
■生産者
Domaine l'Enclos (ドメーヌ・ランクロ)
本拠地:フランス・ブルゴーニュ
メゾン・パスカル・ブシャールの当主を父に持つ、ロマンとダミアンの兄弟は、父とのワイン造りに対する考え方の違いから、彼らは彼らで独立した小さな ドメーヌを立ち上げ、ワイン造りを行ってきました。
そして父の引退を期にパスカル・ブシャールの所有していた畑のみを譲り受け、2016 年にドメーヌ・ランクロを立ち上げ、始動し始めます。
畑では生物多様性を重視した農業を行っており、除草剤はもちろん農薬や化学肥料も一切使用しません。
伸びた雑草は土中へ掻き込み、その種子がまた自然に芽吹くことを待ちます。
病害に対しては、必要最低限の銅と硫黄の散布に留め、今後もより自然な環境造りのための農業を推し進めることを重要視。
2017 年からはビオディナミに準じたプレパラシオン 500 番・501 番の使用の試行を開始。
自然の様々な生物のエネルギーを高め、より強い土地にする為、改良を進めています。
ブドウはアルコール度数が十分に確保できる糖度になるギリギリまで収穫を待ち、全てを手作業にて丁寧に行います。
醸造は自然酵母のみを使用しステンレスタンクにてゆっくり発酵。
マセレーションは行わず、プレス前に少量の SO2 を添加します。
これは酵母の動きを整えるために行い、その後は瓶詰め時の添加まで加えません。
発酵中の温度コントロールは、発酵開始時の温度上昇を抑える為のみ行いますが、それ以外の工程では自然な温度環境の中での醸造を心がけています。
村名シャブリと 1er ボーロワはステンレスタンクにて熟成。
その他 1er モンマンや GCヴォーデジール、GC ブランシュは木樽(4~5 年使用)にてそれぞれ 12 か月の熟成を行います。
醸造・熟成・瓶詰めに至るまで、清澄作業は行わず、瓶詰め時に粗めのフィルターにて大まかな澱を取り除きます。
彼らが目指す良いワイン、本当に美味しいワインとは、自然な環境の中で育てたブドウというのが大前提であり、そのブドウを極力人為的なものを使わずに醸造する事が重要と考えています。
畑仕事も醸造も一貫性のある仕事をしなければならない。
リスクはあるけどそれを恐れる事無く、むしろ挑戦していく姿勢が重要だと、彼らは感じています。