レシュルジャンス 2019
お一人1本まででお願いいたします。
国:France (フランス)
地域:Cahors (カオール)
品種:Noual (LOT地方の固有品種)
Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)
Chenin Blanc (シュナンブラン)
Sylvaner (シルヴァネール)
タイプ:White (白)
土壌:粘土石灰質、キメリジャン
栽培:ビオディナミ
醸造:手摘みで20kg入ケースに収穫。
一部直接搾汁、一部3-4日醸し。
空気式プレスで搾汁。
澱とともに古樽とアルザス産フードルで2年熟成。
フードルが満杯ではなかったため、2年目産膜酵母が発生。
瓶詰め時に僅かの亜硫酸1g/hl添加
SO2:1g/hl
度数:14.5%
インポータコメント
単一畑。
様々な白品種、主に NOUAL(LOT地方の固有品種) , SB, シュナン、シルヴァネール等の混植・混醸です。
品種を表現するのではなく、畑のテロワールと造り手達自身を表現するために、単一畑の複数品種を一緒に使うというアイディアに至っています。
表層は、粘土-石灰岩土壌、基盤はキンメリジャン石灰岩で、丘の頂上は石が多く、区画の下の方では春に源泉が流れだすこともあります。
2年目の熟成で産膜酵母が発生しより複雑さをもたらしています。
花々、白い果実、スパイスの香り。
明るく、細身で、アフターも長い味わい。
■生産者
DOMAINE LA CALMETTE (ドメーヌ・ラ・カルメット)
本拠地:フランス・カオール
造り手:マヤ・サレ &ニコラ・フェルナンデズ
「偉大なワインは完璧を期すためにマインドフルネスで実行する細かいディーテイルの積み重ねで造られます。美しいワインを造るため、場所やヴィンテージの味わいに真に忠実であることが重要です。」
農学と醸造学を学び、エノローグ(醸造コンサルタント)としてアルザス(ビネールやシュレール)や南仏で活躍していたマヤ・サレとニコラ・フェルナンデズのカップルがフランスのカオールのコース(主に石灰岩の標高高い台地)にドメーヌを立ち上げました。
以前マヤが活躍していたアルザスのワインのテロワール表現に近くて選んだという場所・葡萄畑は、標高
350m、石灰岩、マルヌブランシュ、赤粘土、キメリジャンなどの土壌で、夜と昼の寒暖差が激しく、葡萄はゆっくりと熟します。
収穫は2017年2018年共に、9月末から10月初旬と、2018年はタルディヴを除きフランスでも最も遅い収穫の場所の一つで、葡萄には完熟感と酸がしっかりありました。
そんな葡萄から造られたワインは、これまで私達が抱いてきたカオールのイメージとは全く異なる「マチュリティ」と「フレッシュネス」の共存があり、マルベックの繊細で上品なタンニンと、また石灰由来の土壌の気品ある味わいがかさなり、洗練されたグラン・ヴァン・ナチュレルに仕上がっています。
畑はビオディナミを取り入れつつオーガニックで管理し、銅などの使用量も控えるためにハーブティーなどを補助的に使用しています。
害虫をたくさん食べてくれるコウモリ用の家を用意したり、液体のコンポストなども準備しています。
またトラクターなど重機を畑に入れないため、ほとんどが人による手作業です。