コンプリス 2023
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Syrah (シラー) 60%
Grenache (グルナッシュ) 40%
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
度数:12.5%
インポータコメント
粘土石灰質土壌で樹齢約30〜40年。
シラーは全房のままステンレスタンクで8日間、グルナッシュは全房のままファイバータンクで12日間マセラシオン。
その後、それぞれ8ヶ月間の発酵と熟成。
ブレンドして2024年4月瓶詰め。
ルビー色。
赤い果実の果汁に、ブラックベリーやカシスといった黒系果実を漬け込んだような果実香に、赤や紫の生花、ドライフラワー、ティーツリー、カルダモンやナツメグなど、オリエンタルなスパイスのニュアンスが加わり、華やかさと奥ゆかしさが調和した印象を受けます。
瑞々しさすら感じられる繊細なミディアムタッチで、しなやかに沁み渡ります。
透明感のある明るく華やいだ果実味に、赤いベリーソースを想わせる酸がメリハリをつけ、お香やドライフラワー、スパイスなどの風味が複雑性を与えながら口中を満たします。
さらに、紅茶やドライフルーツといった風味が重なり、エレガントでありながらコクや骨格の感じられる味わいが際立ちます。
■生産者
Les Vigneaux (レ・ヴィニョー)
本拠地:フランス・ローヌ
アルデッシュの南 Valvignere ヴァルヴィニェール村で三世代続くワインの造り手。
現在は、クリストフとエレーヌの2人がワインを造っています。
2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行して、土地の力を最大限に生かしています。
畑を案内してくれるときに鍬をもってきて土を掘り起こし、土の違いが葡萄の違いに、そしてワインの違いになることを熱心に教えてくれます。
ここ数年、ジェラルド・ウストリック(ル・マゼル)やジル・アゾーニなどが中心となって他の造り手を感化し、ヴァルヴィニエール周辺では沢山の若手が自然派ワインを造り始めています。
そんな激戦区でありながら、ヴィニョーはとても注目されています。
彼らを一躍有名にしたのはピノノワール。
南のピノノワールと聞くと大味を想像しがちですが、その果実味のフレッシュさ、繊細さに皆が驚きフランスで一気に評価を高めました。
その他の品種のワインもとても高いレベルで安定しています。
自然派ワインのファンはもちろん、そうでない方も誰もが安心して楽しめる貴重なワインの造り手です。