ザンクト・ラウレント・ドーフラーゲン 2017
国:Austria (オーストリア)
地域:Burgenland (ブルゲンランド)
品種:St.Laurent (ザンクト・ラウレント)
タイプ:Red (赤)
土壌:鉄分を含む旧ドナウ川が運んだ小石
栽培:ビオディナミ
認証:ユーロリーフ
SO2:15mg/l
度数:12.5%
インポータコメント
ザンクト・ラウレントは、長い伝統を持つ品種。
スミレを思わせる涼やかな花や酸味を感じさせるベリーの香味が特徴。
現地ではピノ・ノワールと不明品種の自然交配であると信じられ、赤の地場品種としては最も栽培&醸造が難しい品種。
ドーフラーゲンは「村の畑々」の意味で、村名クラスのワイン。
ゴルスの北に広がるパームドーファー台地にある複数畑のブドウを使用。
ノイジードラーゼーを望む台地は、鉄分を富む小石土壌と風通しの良さが相まって、最適なコンディションを形成します。
ビオディナミ所有畑の手摘みブドウから造られ、無清澄、瓶詰時の極少量(15 mg/l )の硫黄のみ使用。
明るいルビーガーネット色。赤い果実と花の香りで、柔らかくて繊細なワイン。
ジューシーでエレガント。
酸はありますがなめらかな口当たり。
フィニッシュは長くて生き生きしています。
■生産者
PITTNAUER (ピットナウアー)
本拠地:オーストリア・ブルゲンランド
作り手:ゲアハルト・ピットナウアー
ピットナウアーは、自分が愛飲していたワインの中に、一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。
もし、彼が自分の飲んでいるワインがビオディナミで造られていることに気づいていたとしたら、彼のワイン造りは、もっと早く変わっていたことでしょう。
年月が経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、15ha(半分は自分のもとで半分は借りた土地)を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れをはじめます。
堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何もない。
ブドウの完璧な成熟がもたらす味わい。
きれいなブドウを選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。
空気式圧搾機、温度調節付きのスチールタンク、そしてポンプなど最新技術。
彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴です。
ピットナウアーは、それぞれのブドウ品種がもつ、わくわくするような、ユニークな声やテロワールがはっきりと聴こえてきそうなワインを造っています。