ラ・クロワ・モリソー2020
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Muscadet (ミュスカデ)
タイプ:White (白)
土壌:変成岩
栽培:ビオロジック
認証:ユーロリーフ
度数:11%
インポータコメント
キュヴェ名は、畑の隣接する街の名前に由来。
2haの広い畑からなる彼らのスタンダードキュヴェ。
シュール・リー熟成ならではの厚みのあるうま味、特有のヨード香、伸びやかな酸と、ミュスカデの要する構成要素がすべてそろっている。
南向きの畑だからか、同価格帯のケル・マよりも、重心が低く、果実味が豊か。
■生産者
Complemen'Terre (コンプレモンテール)
本拠地:フランス・ロワール
造り手:マリオン・ペシュー、マニュエル・ランドロン
ロワール出身の若い夫婦が 2013 年創設したワイナリー。
夫、マニュエル・ランドロンの実家はロワールのナントでミネラル豊かなミュスカデを栽培、醸造するドメーヌ・ランドロン。
マニュエルは、トゥーレーヌの複数のドメーヌ(2 年)のほかニュージーランドのフェルトン・ロードやチリのルイ・アントワヌ=リュイットなどの南半球でのワイナリーでも経験を積む。
妻のマリオン・ペシューと共に、ドメーヌ・ランドロンから 5km ほどの村、ル・パレにミュスカデ・少量のガメ・土着品種のフォール・ブランシュの植わる畑を見出し、畑と地下室を有する醸造所を購入し醸造を始める。
ドメーヌの開設にあたり、父ジョゼフは「実感しそして経験を積んでほしい」という想いもあり、異なる地質の複数の畑を息子マニュエルに与えた。
醸造学校を卒業後、若いヴァン・ナチュレルの生産者の元でも経験を積んだマニュエルのワインは、父ジョゼフのスタイルとはまた違った、挑戦的な造りが面白いワインだ。
マニュエルは地域の若手の生産者数人と組んで、ワインの分析を必要な時にすぐできる状態にあるそうで、テイスティングと分析から亜硫酸の添加、場合によってはフィルターをかけるかどうかを判断し、しっかりとワインを安定させることにも気を向けている。