ティッカ 2018
国:Australia (オーストラリア)
地域:South Australia (サウスオーストラリア)
品種:Grenache (グルナッシュ) 70%
Shiraz (シラーズ) 30%
タイプ:Red (赤)
SO2:無添加
度数:11.5%
インポータコメント
熟成リリースのマセラシオン・カルボニック。
1943に植えられたLilie's Vineyard【リリーズ ヴィンヤード】の砂質土壌から収穫されたGrenacheとClarendon【クラレンドン】のRalph's【ラルフ ヴィンヤード】の株で育ったShirazの70/30ブレンド。
Greancheは早期収穫して全房のカルボニック、Shirazは完熟を待ち、除梗してフットクラッシュ。
プラムやラズベリーの果実感に満ちていたジューシーなニュアンスが落ち着き、コショウや丁子の香りが次第に顔を見せ始めるようになりました。
個人的に、Merlot程のピラジンという訳では無く、スパイス感のあるSyrahが入ったキュヴェはほろ苦さや青々しい香りの豊かな春の食材達ともピッタリだと思っております。
木の芽や蕗の薹といった鮮烈な息吹を感じさせる野草等とは綺麗なシンクロニシティが感じられる筈です。
■生産者
Jauma (ヤウマ)
本拠地:オーストラリア・サウスオーストラリア
作り手:ジェームス・デニス・ダンビー
2006年にオーストラリア最優秀ソムリエの栄冠に輝いたジェームス ダンビーアースキン。
世界最優秀ソムリエを目指すかと思われていた彼がその栄冠に輝いた直後にソムリエを辞めた事は誰しもが驚かされました。
ジェームスは既に決心していたのです。
自分自身のワインを作る事を。
フランス・イタリア・スペイン・オーストリア・ドイツで研鑽を積みながら本当に自身が作りたいと思うスタイルに辿り着く訳ですが、ジェームスのスタイルは今正に世界中でインパクトを与えています。
ちなみにヤウマとはラテン語でジェームスを意味していますが、これはスペインでジェームスが出会った若き天才醸造家の名前でもあるそうです。
グルナッシュをシュナンブランを「心のブドウ」と言うジェームスが選んだ土地は南オーストラリアのマクラーレンヴェール。
シスト土壌に砂質土壌が層を成す過酷な環境で、家族と共に文字通り手作りで作る彼のワインにはフィネスがあり一般的に高いアルコールと思いボディを連想させる同地のワインとは格段の差があります。
サンスフルは勿論。
極力何もしないアプローチがヤウマのスタイルです。