エルス・バソテッツ 2018
国:Spain (スペイン)
地域:Tarragona (タラゴナ)
品種:Macabeu (マカブー) 40%
Chenin Blanc (シュナン・ブラン) 20%
Sumoll (スモイ) 20%
Garnacha Blanca (ガルナッチャ・ブランカ) 20%
タイプ:Orange (オレンジ)
栽培:ビオディナミ
SO2:無添加
度数:10.5%
インポータコメント
Chenin Blanc/Sumoll/Garnacha Blanca/Macabeuの20/20/20/40ブレンド。
フルーツは1920年に植えられたMacabeuやGarnacha Blancaを中心に、Joan Ramon Escoda【ジョアン ラモン エスコーダ】が土地の家督騒動を経て植樹したChenin BlancやSumoll、Parelladaが植えられたゴブレとコルドンが混在する自宅傍にある北向きのオーガニック ヴィンヤードから。
除梗後にコールドマセラシオン、5-7日間のスキンコンタクト。
醸造と発酵は全てワイナリーの1階床に直結した巨大なコンクリートタンクにて。
ジューシーでソルティ。
リンゴや桃、オレンジやレモンゼストのアロマ。
旨味が濃く、エネルギッシュ。
微かにワックス的にパレットに乗る食感。
ライトオレンジで、今の日本トレンドど真ん中に意図的に乗って来たのか?
というスタイルはインポーターの味方と言えるでしょう 笑。
■生産者
Escoda Sanahuja (エスコーダ・サナフヤ)
本拠地:スペイン・タラゴナ
造り手:ホアンラモン・エスコーダ
ホアンラモン・エスコーダが妻カルメン・サナフヤと共にワイナリーを設立したのは1997年。
遺産相続や家督争いが発端となり一族が挟を分かつきっかけになってしまった事は悲しい事でしたが、ホアンラモンはこれを機に全ての畑でビオディナミによる共生環境を整えます。
2003年の事でした。ホアンラモンは少しばかりカタルーニャの訛りが入りつつも器用に英語も話す国際人。
長く伸びたロマンスグレイの髪の毛が印象的ですが、底抜けに明るいキャラクターはまるで太陽。
コンカデバルベラという国際的スポットライトから外れたエリアにも関わらず、プリミティブなワイン造りに於けるスペインのリーダーとして称賛と敬意を受けて来ました。
彼こそがまごう事無き先駆者であり、その功績と存在価値は現地でも図抜けています。