チンクエ 2019
国:Italy (イタリア)
地域:Toscana (トスカーナ)
品種:サンジョヴェーゼ90%
Colorino (コロリーノ)
Foglia Tonda (フォリア・トンダ)
Mammolo (マンモロ) 10%
タイプ:Red (赤)
度数:13.5%
インポータコメント
「(上級キュヴェの)トラーメにするにはギリギリ落第(10段階評価で5)」
端正なキャンティを作らせたら右に出るものはいない「レ・トラーメ」。
レ・トラーメの造り手ジョバンナ・モルガンティ女史。
自分に厳しい彼女は、たくさんの労力を注ぎ込み作り出されたワインも、いくつかある樽のなかで「納得がいかない・・・」と思ったものは、ドメーヌ名を冠する『トラーメ』としてリリースすることができませんでした。
目指すイメージはくっきりとあるのだと思いますが、もともと少ない生産量で樽ごと選別とはちょっとやりすぎではと思わずにはいられません。
10点中5点。
そう評価して”5(チンクエ)”と名付けれらたセカンドラインですが、そんなわけで、よくある「若木の」「新たに買い足した畑の」などではなく、トップキュヴェとして栽培、醸造したものを樽で選別したという・・とても贅沢なもの。
■生産者
Podere Le Boncie (ポデーレ・レ・ボンチエ)
本拠地:イタリア・トスカーナ
ジョヴァンナ モルガンティによって3ヘクタールの畑とともに営まれるワイナリー。
畑では自然農法を実践。
施肥を行なわず、マメ科の植物などを緑肥として蒔き、それらが自然に堆肥化したものを利用している。
ブドウ樹は低めのアルベレッロに仕立てられている。
収穫後、彼女の小さな身体でも手で直接ピジャージュ(醗酵途中の攪拌)できるようにしつらえた、小型の開放式木製の醗酵槽でアルコール醗酵を行なわせた後、500-1500リットルとさまざまな容量の樽へと移し替える。
約15ヶ月の熟成の後、若干量の2酸化硫黄を添加しノンフィルターでボトリングされる。