ネフェール 2020
国:France (フランス)
地域:Cahors (カオール)
品種:Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン) 54%
Sauvignon gris (ソーヴィニョン・グリ) 21%
Verdanel (ヴェルダネル) 14%
Mauzac Vert (モーザック・ヴェール) 5%
Mauzac Roux (モーザック・ルー) 4%
Mauzac Rose (モーザック・ロゼ) 2%
タイプ:White (白)
土壌:キンメリッジ階の石灰砂利土壌
栽培:ビオディナミ
SO2:必要最小限のみ添加
度数:13.5%
インポータコメント
薄いイエローの色合い。
マルメロやパイナップル、黄色い果物の心地良い香り。
スムーズな口当たりのあとにエレガントで芳醇な旨味が口いっぱいに広がる。
余韻には心地良いクリスタルなミネラルが広がる。
* Nephele ネフェールとは、フランス語で地中に存在するミネラル成分の一種の名称です。
*Verdanel ヴェルダネルは、カオール地方の忘れられた地場品種です。
ブルギニョン夫妻は、ガイヤック のドメーヌ・プラジョルで、ビオロジックで栽培され続けていたこの品種をマッサル・セレクションした苗木をドメーヌの畑に植樹しました。
■生産者
Laroque d’Antan (ラロック・ダンタン)
本拠地:フランス・カオール
Domaine Laroque d’Antan ドメーヌ・ラロック・ダンタンは、地質学の世界的権威リディア&クロード・ブルギニョン夫妻が 2002 年に南西地方のカオールに土地を購入して、創設し たドメーヌです。
90 年代から、DRC、ルロワ、ルフレーブ、ジャック・セロスなど世界の超一流ドメーヌの畑の土壌分析をしてきたブルギニョン夫妻は、いつか引退した後に自分自身でワイ ン造りをしたいという夢を抱いていました。
しかし、ブルゴーニュの土地は高騰して手に入れ ることはもはや不可能でした。
1993 年、ある南西の造り手の畑の土壌分析をしたことがきっかけで、二人はカオール地方のブドウ畑の素晴らしさに魅了されます。
その後、何度もこの地を訪れた二人は、カオー ル地方のブドウ畑が 130 年前にはフランスで二番目のブドウ栽培面積があったこと。
しかし、 フィロキセラ禍で実に 99.5%近くが荒廃してしまったこと。
さらにカオール地方のコース(台地) のテロワールはブルゴーニュに比肩する素晴らしいテロワールであることを発見したのです。
現在、カオールのブドウ畑は大きく二つのテロワールに分かれています。
一つは、ロット河 岸辺の肥沃な段丘の畑。
もう一つは地元でコース(台地)と呼ばれる高台にあるテロワ ールです。
実はフィロキセラ禍以前、ブドウが栽培されていたのは、石灰岩を多く含む痩せた土壌であるコース(台地)のテロワールでした。
ブルギニョン夫妻が、ブルゴーニュのテロワ ールに比肩すると断言しているのも、まさにこのコース(台地)のテロワールなのです。