ガズ・ド・シスト 2021

お一人1本まで。

  国:France(フランス)
 地域:Alsace (アルザス)
 品種:Riesling (リースリング)
タイプ:White (白)、Petillant Naturel (ペティアン・ナチュレル)
 栽培:オーガニック
 SO2:無添加
 認証:AB、ユーロリーフ
 度数:11.5%

インポータコメント
Grizzli (灰色くま)+ Rieslingが由来で、アンドロー村のシンボルである熊にインスパイアされて命名しました。
友人から購入したぶどうを使って作ったキュヴェです。
にごったレモンイエロー。チョーキーな香り。
手絞りした果汁そのままのレモンジュースのようで、まるでエナジードリンク。
突き抜けるような高い酸とアフターにほのかな甘さも感じられる味わい。
当日の完飲をお勧めします。


■生産者
DOMAINE DURRMANN (ドメーヌ デュルマン)
本拠地:フランス・アルザス
造り手:ヤン・デュルマン

私達はアルザス北部のアンドローに10ヘクタールの畑を持つ、家族経営の独立系ワイナリーです。子供の頃から畑や蔵の仕事に自然に参加していた息子であるヤン・デュルマンが2008年から正式にジョインし、2018年に当主となり、ヤン主導で畑&醸造のすべての作業が行われています。
アンドローのブドウ栽培の歴史は、1000年以上前の西暦880年に、修道女たちがブドウ畑を開いたことに始まります。
1979年、靴職人であり農家でもあった祖父からアンドレ・デュルマンが数箇所のブドウ畑を引き継いで設立されました。
家業としてのワイン醸造をしたことがないため一からワイナリーを立ち上げなければならなかったことは、創業当時こそ弱点でしたが、その後それは強みとなりました。
なぜなら、伝統にとらわれることなくイノベーションを押し進めてワインを造ることができたからです。
ブドウ畑は、環境の保全に注意を払って管理されています。
1998年にオーガニックに転換し、ワイン用ブドウ樹、ジュースおよび蒸留酒用の果樹、羊のための下草を混合栽培しています。以降、土壌の有機物量と生物多様性が増加しました。
岩がちな急斜面にあるブドウ畑には、土壌流出を防ぐために下草が繁っていますが、それは土壌の肥沃化に役立っています。
羊を導入したのは2004年ですが、彼らは毎年秋になるとうれしそうにこの草を食べます。
ブドウ樹は日光を最大限に利用できるよう、上枝を切らず、除葉もほとんどせず、多くのブドウ樹はY型のリラ(Lyre)で仕立てています。
そのため完璧に熟したブドウを収穫することができ、結果的にもたらされる自然な果実味は、わたしたちのワインの特徴となっています。
地中深くに達するブドウ樹の根から分泌される樹液は、毛根の周りに生息する微生物の栄養素となり、土壌の肥沃化に貢献します。
加えて、菌根菌が適切に機能することで、ワインの構造がしっかりとしたものになり、テロワールごとの畑の個性を表現することができるようになります。
ここアンドローには他に類を見ない地質学的多様性(砂岩、花崗岩、頁岩、石灰岩等々...)があります。
特にリースリングの畑と、3つあるグラン・クリュの畑においては、その個性をワインの味わいとして表現できています。
わたしたちはアグロフォレストリーの考え方に共鳴し、2011年に畑に数百本の木を植えました。木々は時に日陰をつくり、最近の気候温暖化の影響を最小限に食い止めることができ、ワインのフレッシュさを維持することができています。
ワインの品質はブドウ畑での仕事で決まると考えており、セラーでの仕事は、それをどれだけ損なわずに保持することができるかに主眼においています。
それゆえ、醸造には必要最低限の介入しかしません。
ワインの味をコントロールできる醸造用ケミカルは一切使用しません。
醸造の一部はステンレスタンクで、一部は古いフードルで行われます。
ステンレスタンクの古いものは、父アンドレ・デュルマンが手造りしたものもあり、現在もセラーで活躍しています。
私達にとってナチュラルワインとはいかなる添加物も入れずに造るワインのことで、2007年から亜硫酸も添加しないキュヴェ”CUVEE NATURE"を造っています。

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