ル・メルル・ロゼ 2021
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Merlot (メルロー)
タイプ:Pink (ロゼ)
土壌:粘土石灰質土壌
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
ほんのり濁った可愛らしいサーモンピンク色。
グラスに注いだ瞬間、ぷりっぷりではちきれそうな大粒のシャインマスカットの香りが!!!
甘やかでフルーティーな香りが、ドドドっとグラスから溢れ出す!
口に含むと、さくらんぼやピンクグレープフルーツのピチピチした果実感。
『これが本当にメルロ?この甘やかな香り、ブラインドで飲んだら間違いなく白ワイン!』
とスタッフも心底驚いた・・・。
ラングドックの太陽そして、随一の高い標高からくる冷涼さ。
これが、メルロから新しい可能性を引き出した世界唯一のワインだと確信します。
余韻に感じるピシっと背筋が伸びるような酸とミネラル感たまらなく心地よい!
『メルル』は、メルロの語源であると言われているツグミ(鳥)から。
畑作業や生活を共にしている鳥たちを家族のように慕うクレマンスは、鳥由来の名前を付けたかったことから。
また、フランス語で『メルル・ブラン=非常に珍しいもの』にもかけている。
リムーの地で、メルロ100%のロゼ。さらにSO2も無添加!
しかもたった3.5haの極小畑、だから生産量も極めて少ない・・・。
その希少さにかけたクレマンスの言葉遊び!
■生産者
DOMAINE DES FLEURS JAUNE (ドメーヌ・デ・フルール・ジョーヌ)
本拠地:フランス・ラングドック
ラングドック地方、カルカッソンヌの南に位置するリムー。
ピレネー山脈とコルビエール山脈に囲まれた、随一の高い標高からくる冷涼さ。
大西洋と地中海の両方の影響を受け、日照量も多く、雨も適度に降る産地。
リムーと聞けば真っ先に思い浮かぶのは、スパークリングワイン。
それもそのはず、世界最古のスパークリングワインはリムーで誕生!
(17世紀に、ドン・ペリニヨンが造ったシャンパーニュよりも150年近く早い!)
1938年にブランケット・ド・リムー、次いで1959年にスティルの白がAOCに認定された。
しかし赤は遅れを取り、AOCに認定されたのは2004年。
圧倒的にスパークリングと白ワインの産地。
そこに!!!メルロにとことんこだわった造り手が現れた!
『ドメーヌ・デ・フルール・ジョーヌ』の当主クレマンス・ボードワンは、2020年に日本デビューした南仏超ミクロ生産者『マルク・サンチェス・トア』のパートナー。
クレマンスは農業の家系で育ち、幼いころから農業が身近な存在だった。
大学では歴史の勉強をし、自然環境やエコロジーに関する政治的な活動をしていた。
幼いころ両親の背中を見て育ったクレマンスは、自然と『自給自足』の生活に足を踏み入れていく。
それはワインに関しても同じで、『自分が飲むものは自分で造りたい』と考えるようになり、ワイン造りの道へ。
その後、農業を通してマルク・サンチェスと出会い、2017年に2人で『マルク・サンチェス・トア』を設立。
マルク・サンチェスから、ビオディナミ栽培、多種多様なポリキュルチュール、そしてSO2無添加のワイン造りを学んだ。
ワイン造りと同時に子育てをし、2021年遂にマルク・サンチェスの隣の畑で自身のドメーヌを立ち上げた。