[3280] Nour 2021 Les Vignes de l’Atrie / ノール 2021 レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ

4,100円(税込4,510円)

ノール 2021

お一人1本まででお願い致します。

  国:France (フランス)
 地域:Loire (ロワール)
 品種:Cabernet Franc (カベルネ・フラン)
    Grolleau (グロロー)
タイプ:Pink (ロゼ) 、Petillant Naturel (ペティアン・ナチュレル)
 度数:10.5%

インポータコメント
やや淡いオレンジ色。
熟した黄プラムやアプリコット、桃、さくらんぼ、りんごのコンフィチュールなど果肉感のある果実の香りに、ドライフラワーや甘草など甘やかな香りを持つドライハーブの複雑な印象、生花や茎、厚葉など清涼感を感じさせる仄かに青みがかった香りが加わります。
香りの落ち着いた様子に比べて、口に含むと果実の甘みやフルーティーで芳醇な果実味を強く感じ、微細なガスと共にふっくらと広がります。
円みを帯びた口当たりでアプリコットのような小気味良い酸が全体を支え軽快感があり、熟したさくらんぼやプラム、煮詰めたりんごなど充実感のある果実の甘やかな風味に、ドライハーブやドライフラワーなどのニュアンスが重なり深みや複雑性を感じさせます。
ジューシーな果実味と落ち着いた雰囲気が溶け込む味わいです。


■生産者
Les Vignes de l’Atrie (レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ)
本拠地:フランス・ロワール

エリーズは約10年間に渡り農業に関った後、2018年にエゼネ(Aizenay)というナント市から南に約一時間下った町に唯一残されたレ・ヴィーニュ・ド・ラトリの葡萄畑4haを引き継ぎました。
彼女は限りなく畑を自然な状態に近づけたいという思いから、既に2012年よりビオロジック農法で作業された畑を2018年から耕起作業は部分的にのみ行い、冬には畑に羊を放牧して動物に草刈りをさせ、同時に糞から有機物を畑に運ぶなどの工夫をしています。

土壌は花崗岩やシストと少しの雲母からなる、ローム土(粘土と砂の間のシルトが多い土)と砂質土が混ざり合ったテロワールで、品種はグロロー、ガメイ、カベルネフラン&ソーヴィニョン、シャルドネ、グロローグリを栽培。
春から夏にかけては一般的に使われる硫黄と銅の使用を極力抑え、代わりに肥料や煎じ薬、ハーブティー又はエッセンシャルオイルなどを使い自然なバランスを生む考えのもと葡萄の木や土壌のトリートメントを行います。

このように自然に大きなリスペクトを払う彼女のワインには人的介入を感じないどこか素朴な印象を受けます。
醸造時も極力ワインに手を加えないところ、時には少しワイルドな味が出るものもあり、以前のグリオットを少し思い返すような生産者です。
非常に残念ながら彼女は2021年ヴィンテージを最後にワイン造りを辞めてしまい、次のステップへと進む方針ですが、最後に彼女のワインを日本で紹介できる事を嬉しく思います。

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