サン・イズ・シャイニング 2022
国:France (フランス)
地域:Roussillon (ルーション)
品種:Muscat d’Alexandrie (ミュスカ・ダレクサンドリー)
Muscat Petit Grain (ミュスカ・プティ・グラン)
タイプ:Orange (オレンジ)
度数:11.5%
インポータコメント
それぞれのブドウは同時に熟しなかったため、別々に約10日間マセラシオンさせました。
ブドウは全房のまま粉砕した後にプレスし、ステンレスタンクの中でアッサンブラージュしています。
冬の間はタンクの中で眠らせ、2023年4月に瓶詰め。
フローラルな香りを持つ、表情豊かなワインです。
味わいはフルーティですが大人っぽいほろ苦さの余韻もあり、素晴らしいタンニンの構造を持っています。
名前の由来は、太陽を思わせるワインの色から。
また、醸造中にダミアンがボブ・マーリーの曲「サン・イズ・シャイニング」を聴いていたことも関連しています。
チーズや魚などの地中海料理、さらにはスパイシーな料理との相性も抜群です。
また、食中だけでなく友達と一緒にアペロもとして飲むのも楽しいワイン。
■生産者
AOZINA (アオジナ)
本拠地:フランス・ルーション
アオジナは、ダミアン・プティフィスが最初にブドウを栽培した区画の名前に由来しています。
オック語で「アオジナ」は「セイヨウヒイラギガシ」を意味し、ルシヨンで多く見られる樹木です。
ダミアンはフヌイエード出身で、父親がワイン生産者であり、小さい頃からブドウ畑が遊び場でした。
彼は高所で作業するロープ作業者および剪定師として数年間働いた後、自分のルーツに戻り、家族が残してくれたブドウ畑を引き継いでワイン生産者になる決意をします。
剪定会社で働いている頃から友人であるドゥ・メナのセバスチャン・アジェレの仕事を手伝っており、常に身近でブドウの栽培やワインの醸造を見て経験してきました。
彼は自分とナチュラルワインの生産者の価値観が一致していることが、ナチュラルワインに移行したきっかけだと言います。
畑を可能な限り健全に耕すことに重きを置いており、健全な畑からは健全なブドウが収穫できるという考えです。
また、自分の子供たちの世代に引き継ぐ時のことも視野にいれており、自分が後世に残す土地はきちんと正しく手入れされた状態で引き継ぎたいそうです。
現在、ラテュール=ド=フランス、モリー、エスタジェルのエリアの主に片岩からなる土壌で平均樹齢20~50年のミュスカ、シラー、グルナッシュを育てています。
そして酒蔵は、アグリ渓谷にあるピレネー=オリアンタル地方の人口約100人の小さな村プラネーズにあります。
醸造するにあたり添加物、SO2は全く追加しません。
ファーストヴィンテージは2021年ですが、2022年には南仏の有名なワインサロンINDIGENESへ既に参加しています。
また将来が楽しみな生産者が現れました。
なお、ポップでストーリー性のあるエチケットは保育園の園⻑をしている妻によるデザインです。