スラトニック 2021
国:Italy (イタリア)
地域:Friuli (フリウリ)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
Friulano (フリウラーノ)
タイプ:Orange (オレンジ)
栽培:有機栽培
度数:14%
インポータコメント
スラトニックは彼らがスロヴェニアに持っていたブドウ畑の名前で、以前ワインの名前に使われていたものを復活させた。
父スタンコが歩んできた道をサシャ自身がなぞっていくことで、スタンコがどのように考え決断をしてきたのかを知れるのではないかというサシャの思いが込められている。
マセレーションの長い、ブルーラインのオスラーヴィエに対して、果実感もあって皮や種由来の複雑味があるワインをイメージして造られた。
本当はサシャがワイナリーに参画した2006年から造る予定だったが、スタンコを説得するのに時間がかかり、ファーストヴィンテージは2009年に。
■生産者
Radikon (ラディコン)
本拠地:イタリア・フリウリ
オスラーヴィアで戦後間もなく、スタニスラオ・ラディコンの祖父によって始められたワイナリー。
1980年からスタニスラオ(スタンコ)にワイナリーは委譲され、それまで桶売りしていたワインを自らボトリングを始めます。
1980年代後半までは培養酵母を添加、ステンレスタンクで温度管理をしながらの醗酵といった当時“伝統的”とされてきた手法を採用し、80年代後半からは小樽での醗酵・熟成こそがクオリティの高い白を造る為には重要だと考えるようになります。
しかし、赤ワインのほうが白よりも複雑であると、ほぼ無意識の世界でそういった思い込みがあり、それに疑問を感じたのが94-95年頃。
加えて、彼の住む土地コッリオは伝統的に白の生産地域。
複雑で、なおかつ自然な造り&味わいの白を造ろうと考えた時、「だったら、赤みたいに白を造っちゃえばいいんじゃね?そもそも、ブドウの皮の色の違いで、造り方が違う事自体変なんだよ。昔は白だってそうやって造っていたんだし、皮ごとの方が醗酵もスムーズに進むはずだし、ますます培養酵母なんかに頼る理由がなくなるじゃんか!」
というわけで95年より、リボッラ ジャッラで皮ごとの醗酵を試験的に開始。
「白ワインとはいえランチに2人で750mlは多いなー。だけど375mlだと少しもの足りない…。」
と思ったりすることありますよね?
ラディコンはそこから
「特に自分の造るようなワインこそ、500mlにしたらもっと活躍の場があるはずだ!!」
とこの2つのサイズでのリリースを思いついたんだそうです
そしてラディコンはサイズを変えること以外にも、年々減っている良質な天然コルクが今後さらに入手困難になることを危惧して、コルク業者に今までにない小さなコルクを、瓶業者に今までにない小さな口径の瓶を開発してもらい、エディ・カンテと共に“良質な天然コルクをより多く確保していこう!”という趣旨のプロジェクトを発足しました。