[3500] Anco 2023 Fattoria AL FIORE / アンコ 2023 ファットリア アルフィオーレ

3,800円(税込4,180円)

アンコ 2023

  国:Japan (日本)
 地域:Miyagi (宮城)
 品種:Delaware (デラウェア)
タイプ:Orange (オレンジ)
 度数:10.5%

造り手コメント
毎年、ネコシリーズ・アンコは、デラウエアを醸し発酵させたオレンジワイン(アンバ ーワイン)に仕立てています。
例年、ラブルスカ種(生食用品種)でワインを仕込むことの意味や、目指す方向性を模索してきました。
ワイン造りと向き合って 10 年の節目に、完熟したデラウエアの表現方法の一つの答えを見出せた気がしています。
約 4 ヶ月間もの長期醸しにより、ラブルスカ種特有のフォクシーフレーバーと呼ばれる香りが消え、生食用だと完熟と共に落ちやすい酸に対して、ほんのり嫌味のない程度に揮発酸を乗せています。
十分なアルコールのボリューム、心地よい程度の揮発酸、古樽による酸化熟成とアンフォラによる酸化熟成。
ラブルスカ単体ですと、一辺倒になりやすいのですが、それを醸造方法で複雑味や奥行きを出せたと思っています。
日本の血を引いたぶどうで、日本の土地の風土、食材、お料理と、何の矛盾もなく合わせせやすいワインは、日本ワインにおいて、今後日本のぶどうで醸したワインの方向性を、再認識出来たワインに仕上がっています。
向こう 5 年は成長し続けていくポテンシャルと、抜栓後の経過もとても長いので、少しずつゆっくり日を置いて楽しめるのも、魅力の一つになっています。


カジュアルラインのネコシリーズから、デラウェアの醸しスタイルとしてご好評いただいているアンコ。
今年はいわせ農園の岩瀬悠一郎さんのぶどうをメインに、ちょっぴり揮発酸とジューシーな果実み溢れる後味が虜になる仕上がりです。


■生産者
Fattoria AL FIORE (ファットリア アルフィオーレ)
本拠地:日本・宮城

私たちは、宮城県川崎町で2015年からワインをつくっている農場=Fattoriaです。
蔵王連邦の麓にあるこの町はとても穏やかで、静かで、心地よい土地です。
畑と田んぼ、山と湖、小さな商店街とあたたかい人々。
訪ねてくださった方々が、この町の良さを感じてくださる時は本当にうれしいです。

「AL FIORE」は、代表の目黒浩敬が2002年仙台市内に開いたイタリアンレストランの名前です。
日本語で「一輪の花」を意味するAL FIOREということばには、
みなさんを魅了する一輪の花が、やがてタネをこぼし、
いつかお花畑のように、もっともっと多くの人々の幸せへと広がるように
という願いが込められています。

私たちのワイナリー「Fattoria AL FIORE」の活動は、レストランから始まった
AL FIOREの次のステージである「お花畑」の基盤をつくる第1歩です。
ワイン造りを通してご縁をいただいた素晴らしい仲間たちの活動を応援(支援)できる存在でありたいと思っています。

2014年、最初の畑を開墾した川崎町安達の周囲は耕作放棄と過疎化が進んでいました。
ここを人が集まる場所にできないだろうか? と考え、農園を開いてぶどうの樹を植え始めました。

志を持ったたくさんの人が集い、
誰もが対等な立場で、自然の恵みをいただきながらものを創造し、
その喜びをさらに多くの人と分かちあう状況をつくる。
この想いが私たちの活動の原点です。

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