ボワ・グラン 2023
国:France (フランス)
地域:Cahors (カオール)
品種:Malbec (マルベック)
タイプ:Red (赤)
土壌:粘土石灰質、キメリジャン
栽培:ビオディナミ
醸造:2023年9月11日に手摘みで20kg入ケースに収穫。
全房15%、除梗85%で15日醸し。
バスケットプレスでゆっくり搾汁。
古樽で2年熟成。
瓶詰め前に一度ラッキング。
僅かな亜硫酸1g/hl添加し2025年9月4日に瓶詰め。
リエージュのナチュラルコルク使用。
SO2:瓶詰め時に1g/hl
度数:12.5%
インポータコメント
『ボワ・グラン』を造るのは数年ぶりとなります(前回リリース2020年)。
2023年は栽培面で複雑な課題がありましたが、出来上がったワインに関しては非常に素晴らしい年となりました。
ボワ・グランの区画では、ベト病がメルロー種に深刻な被害をもたらしたため、この単一畑のワインとしては初めて、マルベック100%で造られています。
難しい年でしたが、標高高く、日照に恵まれたこのテロワール特有の豊かな個性が自然に表現されています。
唾液を誘うような酸味、豊かでシルキーな中盤の味わい、そして生き生きとした果実味が特徴です。
繊細かつエレガントでありながら、確かな凝縮感も備えたワインです。
骨格はキンメリジャン(石灰質土壌)特有の酸味を軸に形成され、この区画ならではのクリーミーな質感がバランスを取っています。
香りは強烈で、スミレやダークフルーツ(カシス、ブルーベリー)のニュアンスに加え、肉のブイヨン、ローストしたヘーゼルナッツ、スパイス(スターアニス、カルダモン)の香りが感じられます。
味わいは広がりを見せキルシュを思わせるような余韻へと続きます。
■生産者
DOMAINE LA CALMETTE (ドメーヌ・ラ・カルメット)
本拠地:フランス・カオール
造り手:マヤ・サレ &ニコラ・フェルナンデズ
「偉大なワインは完璧を期すためにマインドフルネスで実行する細かいディーテイルの積み重ねで造られます。美しいワインを造るため、場所やヴィンテージの味わいに真に忠実であることが重要です。」
農学と醸造学を学び、エノローグ(醸造コンサルタント)としてアルザス(ビネールやシュレール)や南仏で活躍していたマヤ・サレとニコラ・フェルナンデズのカップルがフランスのカオールのコース(主に石灰岩の標高高い台地)にドメーヌを立ち上げました。
以前マヤが活躍していたアルザスのワインのテロワール表現に近くて選んだという場所・葡萄畑は、標高
350m、石灰岩、マルヌブランシュ、赤粘土、キメリジャンなどの土壌で、夜と昼の寒暖差が激しく、葡萄はゆっくりと熟します。
収穫は2017年2018年共に、9月末から10月初旬と、2018年はタルディヴを除きフランスでも最も遅い収穫の場所の一つで、葡萄には完熟感と酸がしっかりありました。
そんな葡萄から造られたワインは、これまで私達が抱いてきたカオールのイメージとは全く異なる「マチュリティ」と「フレッシュネス」の共存があり、マルベックの繊細で上品なタンニンと、また石灰由来の土壌の気品ある味わいがかさなり、洗練されたグラン・ヴァン・ナチュレルに仕上がっています。
畑はビオディナミを取り入れつつオーガニックで管理し、銅などの使用量も控えるためにハーブティーなどを補助的に使用しています。
害虫をたくさん食べてくれるコウモリ用の家を用意したり、液体のコンポストなども準備しています。
またトラクターなど重機を畑に入れないため、ほとんどが人による手作業です。