イランシー レ・ロンス 2018
国:France(フランス)
地域:Bourgogne(ブルゴーニュ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Red (赤)
栽培:有機栽培、リュットレゾネ
度数:13%
インポータコメント
17日間マセラシオン・カルボニック、この間毎日ピジャージュを行なう。
プレスし、フリーランとプレスジュースをアッサンブラージュ。
マロラクティック発酵の後半デブルバージュし、228L・500Lの木樽で12ヶ月熟成。
澱引き後10ヶ月タンクで熟成。
Les Ronces(レ・ロンス)はイランシーの一区画で、スパイスや野性的なニュアンスのワインを造る。
彼の持っている畑の中でも、特に日当たりのよい畑で、果実も良く熟す。
黒い果実の香りで、やわらかな口当たりから始まるが、引き締まった味わいを持続する。
■生産者
Vini Viti Vinci (ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ)
本拠地:フランス・ブルゴーニュ
ニコラ・ヴォーティエが「ヴァン・ナチュールの聖地」のひとつ、トロワのワイン・ショップ&バー“Aux Crieurs de Vin”で15年勤務したあと、アヴァロン村で始めたマイクロ・ネゴシアン。
ニコラは、シャンパーニュやシアトル近郊のワイナリー、及びフィリップ・パカレとドメーヌ・サーブルでも栽培醸造経験を積んできた。
ブドウは、北ブルゴーニュ各地に点在する、有機栽培またはリュット・レゾネの老農家から購入し、初ヴィンテージは2009年。
セラーには台形の木製開放槽を所有し野生酵母のみで発酵。亜硫酸添加は瓶詰め時10mg/Lのみで、補糖も行わない。
彼の高い志が生むピノ・ノワールは、AOCブルゴーニュですら時にヴォーヌ・ロマネのニュアンスさえ帯びる柔らかな香りを帯び、ピュアなエキスが満ちる。
イランシーのピノ・ノワールは、大半が樹齢45年以上の古木。
白ワインも多くは小樽発酵と、小樽熟成を経る。
影響を受けた醸造家は、ピエール・オヴェルノワ、マルセル・ラピエールほか。
まことに腕と勘が冴える、天性の醸造家である。