ロッソ 2020
国:Australia (オーストラリア)
地域:Victoria (ヴィクトリア)
品種:Malvasia (マルヴァジア)
Schioppettino Rose (スキオッペッティーノ・ロゼ)
Syrah (シラー)
タイプ:Red (赤)
栽培:オーガニック
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
2017年のリリースを最後に、しばらく間が開いてしまいました。
これはモメント・モリ流のグルグル(GLOU GLOU = がぶ飲み系)ワインです。
『Fistful of Flowers』の赤ワインバージョンと言いますか、お求めやすくドリンカブルな、冷やして美味しい赤ワインです。
この数年間は誰にとっても厳しいものでした。
あまり考えずにカジュアルなワインを楽しむということは大事です。
マルヴァジーアとスキオペッティーノ・ロゼ、そしてシラーのブレンドです。
ブドウ樹はすべて、岩がちな火山性赤土に植えられています。
このワインは、冷やして飲むことを前提に造られました。
そしてうれしいことに、数日間は問題なく飲むことができます。
特に二日目は最高です。
このワインはエネルギッシュでややワイルド、そしてとても爽快です。
ボディはミディアムからライト。
際立った酸と、根底にいくらかの複雑さがあり、一貫して重層的なフルーツも感じます。
あまり考え込むことはやめ、冷やして、飲みましょう!
■生産者
MOMENTO MORI WINES (モメント・モリ・ワインズ)
本拠地:オーストラリア・ヴィクトリア
作り手:デイン・ジョーンズ
Daneはもともとニュージーランドの南島のウエストコースト出身です。
大自然の中で育った彼にとって自然に造られないワインは違和感でしかなかったそう。
大柄でたくましい髭、キャップにド派手なシャツ、という出で立ちはまさにギャングスターといった感じではあるものの、非常にまじめな性格や澄んだ瞳はワイン共々Momento Mori Winesの魅力の一つとなっています。
2004にオーストラリアに移住し、コーヒー業界でバリスタとしてWild Open RoadやProudMaryなMelbourneのなかでもトップクラスと言われるカフェで活躍していましたが、2009年もともとワインに興味を持っていた彼はVictoria州のHarcourtValleyにあるワイナリーで働き始めます。
その後フランスで研修し、その間、彼はJean Francois GanevatとPierreOvernoyを訪れ、彼らのワイン造りの哲学や情熱をシェアし共感することができました。
その経験は今の彼のワインメイキングの核となっています。
また彼は今は亡きRadikonのワインと出会い、イタリアのぶどうが持つ華やかな香りや、スキンコンタクトが生む複雑味などに魅了され、全てのキュヴェはイタリアのぶどう品種から成っています。
ワイナリーのすべては手作業で行われ、必然的に生産量はかなり少ないものの、SO2無しで尚且つ清潔で純粋なワインを作る唯一の方法は、発酵からボトリングまでのすべての面において優しく、丁寧に自分ですべてを行うということだと彼は言います。
もっともオーストラリアのナチュラルワイン界を感動・震撼させているワイン・ワイナリーです。