トゥルー・ラヴ・ウエイツ 2017
国:Australia (オーストラリア)
地域:Victoria (ヴィクトリア)
品種:Nero d'Avola (ネロ・ダーヴォラ)
タイプ:Red (赤)
土壌:鉄鉱石、ドロマイト、緑色玄武岩、ジャスパー
栽培:有機
醸造:ブドウはステンレスタンクで発酵後、非常に古い樽に移して5か月置き、再びステンレスタンクに戻して1年間熟成させてからボトリングしました。
作業工程にはグラヴィティ・システムが採用されています。
SO2:無添加
度数:12.3%
インポータコメント
このワインをリリースするときには、いつも特別な気持ちになります。
使用している有機栽培のネロ・ダーヴォラは、チャルマース氏のマウント・キャメル・ヴィンヤードの中でも特に厳重に管理された、畑の最上部の一隅に植えられた高樹齢のブドウ樹から収穫されたものです。
鉄鉱石、ドロマイト、緑色玄武岩、ジャスパーからなるミネラリーな土壌で有機栽培された、この貴重なブドウをワインに仕込めることはとても幸運なことです。
というのも、この畑のブドウの大半は、チャルマース氏自身がワインに仕込んでしまうからで
す。
私は2015年と2016年にこのキュヴェをリリースしてから、そのポテンシャルを引き出すためにはもっと瓶内熟成期間が必要だと判断しました。
というわけで、2017年は2019年のリリースとなりました。
■生産者
MOMENTO MORI WINES (モメント・モリ・ワインズ)
本拠地:オーストラリア・ヴィクトリア
作り手:デイン・ジョーンズ
Daneはもともとニュージーランドの南島のウエストコースト出身です。
大自然の中で育った彼にとって自然に造られないワインは違和感でしかなかったそう。
大柄でたくましい髭、キャップにド派手なシャツ、という出で立ちはまさにギャングスターといった感じではあるものの、非常にまじめな性格や澄んだ瞳はワイン共々Momento Mori Winesの魅力の一つとなっています。
2004にオーストラリアに移住し、コーヒー業界でバリスタとしてWild Open RoadやProudMaryなMelbourneのなかでもトップクラスと言われるカフェで活躍していましたが、2009年もともとワインに興味を持っていた彼はVictoria州のHarcourtValleyにあるワイナリーで働き始めます。
その後フランスで研修し、その間、彼はJean Francois GanevatとPierreOvernoyを訪れ、彼らのワイン造りの哲学や情熱をシェアし共感することができました。
その経験は今の彼のワインメイキングの核となっています。
また彼は今は亡きRadikonのワインと出会い、イタリアのぶどうが持つ華やかな香りや、スキンコンタクトが生む複雑味などに魅了され、全てのキュヴェはイタリアのぶどう品種から成っています。
ワイナリーのすべては手作業で行われ、必然的に生産量はかなり少ないものの、SO2無しで尚且つ清潔で純粋なワインを作る唯一の方法は、発酵からボトリングまでのすべての面において優しく、丁寧に自分ですべてを行うということだと彼は言います。
もっともオーストラリアのナチュラルワイン界を感動・震撼させているワイン・ワイナリーです。