[2080] Anathem Rouge 2021 Mont de Marie / アナテム・ルージュ 2021 モン・ド・マリー

2,600円(税込2,860円)

アナテム・ルージュ 2021

  国:France (フランス)
 地域:Languedoc (ラングドック)
 品種:Carignan (カリニャン) 90%
    Aramon (アラモン) 10%
タイプ:Red (赤)
 栽培:ビオロジック
 SO2:無添加
 度数:12%

インポータコメント
『アナテマ』はギリシャ語で、「聖絶・滅ぼす」と意味し、『社会には良くない』という事を示しています。
過去50年のラングドックでは、ローカルの品種が徐々に減少し、人気の高い品種で植え替えられています。

中程度の濃さの赤色。
まるで苺果汁のような、フレッシュ苺感満載の果実味です!
ハイビスカスなど、赤い花の明るい華やかな香りに、わずかに山椒や生姜、甘草などのきめ細かいスパイスが感じられます。
とても瑞々しく、口当たりは柔らかく滑らかな舌触り。
徐々に苺タルトのような、煮詰めたような果実味が現れてきますが、骨格をつくるきりっとした酸があり、とても良いバランス感。
余韻には甘みと旨味が残ります。


■生産者
Mont de Marie (モン・ド・マリー)
本拠地:フランス・ラングドック
作り手:ティエリー・フォレスティエール

ラングドックはモンペリエとニームの間の小さな村、ソーヴィニャルグに新星若手自然派生産者が誕生しました。
彼の名前はティエリー・フォレス ティエール。
「誰もが気軽に買えて飲める自然派ワインを造る!」という強い想いを胸に2004年にぶどう畑を手に入れ、2010年にやっとの思いで300年前 から存在する歴史的カーヴ(醸造所)を手に入れました。
実家は、コスチ エ―ル・ド・ニームで400年続く蔵元。
ティエリー自身はパリでコンピューター技師の仕事をしていましたが、やはりぶどう栽培、ワイン造りにあこがれ、ラングドックに戻ってきました。
しかし、彼が目指したのは、 実家が続ける慣行農業によるテクニックを駆使したワイン造りではありません。
おじいちゃんがやっていたような有機栽培、テクニックに頼らないワイン造りでした。
ここ30年、ラングドックの造りは変わってしまったとティエリーは言います。
クローン苗木の出現による生産性向上のみを優先させる造りや、除草剤や化学物質の使用など。
彼が戻ってきた時に、こ の村にティエリーのような自然栽培でワイン造りを行うものは誰一人いま せんでした。
また彼の父親はコスチエ―ル・ド・ニームと比べ知名度の劣るこの土地でのぶどう栽培に反対をしたのです。
しかし彼は樹齢80年のグルナッシュや、100年のアラモンの畑を見て、ぶどうの生命力、この土地のテロワールに感動し、ここに根を下ろす事を決心。
彼が目指したのは、かつての先人達が飲んでいた頃のラングドックワイン。
ラングドック固有の樹齢の古いぶどうで、収穫量をさほど落とさず出来る限り自然に近い状態で栽培をすること。
どんな人でも毎日飲める、かつてフランス人が水代わりにゴクゴク飲んでいた、まさに昔のスタイルの美味しいワイン造りです。
その味わいは非常に爽やかで綺麗な酸と、樹齢の古さからくる凝縮味と旨みの乗った、そして身体に負担を感じない「これが本当のラングドックワインか!」と納得させられる味わい。
フランスで 1人平均120リットルのワインを消費していた時代のワインを現代に蘇らせたのです。

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