[2150] L'Orange 2016 Domaine de Courbissac / ロランジュ 2016 ドメーヌ・ド・クルビサック

2,900円(税込3,190円)

ロランジュ 2016

  国:France (フランス)
 地域:Languedoc (ラングドック)
 品種:Marsanne (マルサンヌ) 33%
    Muscat (ミュスカ) 33%
    Grenache Gris (グルナッシュグリ) 33%
タイプ:White (白)
 土壌:粘土石灰
 栽培:ビオディナミ
 SO2:30mg/L
 度数:12.5%

インポータコメント
マルクテンペから引き継いだ女性醸造家が手がけるワイン。
粘土石灰土壌に植わる3品種を除梗せず、セメントタンクで9日間 の醸し後、酸化を防ぐため手でデキュヴァージュし、1回のピジャージュを経てステンレスタンクで熟成。
色調は濁りのあるゴールドで、すりおろしリンゴのアロマ、濃厚で軽快な液体に酸の存在も顕著、酸化のニュアンスがきつくなく飲み良い逸品です。


■生産者
Domaine de Courbissac (ドメーヌ・ド・クルビサック)
本拠地:フランス・ラングドック
造り手:マリー・ブリュニルド・クロ


世界遺産の城壁の街カルカッソンヌから西北へ20km、地中海を見下ろすミネルヴォワの丘陵地帯。
標高の低いところがミネルヴォワ、高いところがミネルヴォワ・ラヴィニエールで、ドメーヌ・ド・クルビサックでは現在カーヴ近くに15ha、少し離れたところに高樹齢畑3.5haがあります。

アルザスのマルク・テンペがドイツの著名映画プロデューサー、ラインハート・ブランディッヒ氏とタッグを組み赤ワイン造りを始めたのが2002年のこと。
あれから14年、きめの細かいマルクの指導の下、ビオディナミ農法により花開いたハイクオリティーなブドウ、周囲に森が広がる自然環境、朝晩の気温差を生む山間部の気候、乾燥した北風が無農薬栽培を可能にする地理的要因など好因子が重なり合い、これまでにもパワフルとエレガントが共存する上質なワインを生み出してきました。

そんなクルビサックに新しい風が吹き始めたのが2014年。
ドメーヌ・ド・クルビサックとマルクとの契約終了を見越し、醸造長のポストが募集に。
その時に名乗りを上げたのが、現在の女性醸造長マリー・ ブリュニルド・クロです。
2014年から夫と子供の3人でこの地へ移り住み、まずはマルクとの共作で『ミネルヴォワ レ トラヴェルス2014』を作り上げました。
2015年より全てを正式にマルクから引き継ぎ、完全なマリースタイルとしてのワイン造りを開始、正真正銘の独り立ちです。

6人兄弟の3番目としてリヨンに生まれたマリー、父はギリシャ人で教師でした。
19 〜 21歳まで、イタリアに留学、クロルジャールやゴビを飲んで本気でワインを造りたいと思い、まずはパリのワインショップで働き始めました。
一度はゴビに働かせて欲しいとお願いするもあえなく断られましたが、2004年ついに「醸造方法など一切質問しない」という条件の下、お許しが下りたのでした。
そこで6ヴィンテージ(05 〜 10年)に携わり、その間に南アフリカ、ソロモン諸島、プロヴァンス、アルトアディジェ州、シチリア島などでワインや英語の勉強をしながら、収穫期には必ずゴビの所へ戻って働くというライフスタイルを続けました。
その後、スペイン・プリオラートの高級ワインを造るテロワールアルリミットで3ヴィンテージ(11 〜 13年)に携わり、濃いワインからエレガントなワインへと現在の自分のワイン造りのスタイルが定まったのは正にこの時だったと振り返ります。

「ミネルヴォワはとてもダイナミックで、生き生きとしたワインが造れるテロワール、これからが楽しみ」と抱負を語ってくれました。
マルクが着実に積み上げてきた舞台でマリーの新たなパフォーマンスが繰り広げられます。
これからのドメーヌ・ド・クルビサックの進化にご期待ください。

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