プシエール・ド・リュンヌ 2017
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン) 80%
Menu Pineau (ムニュ・ピノー) 20%
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
SO2:無添加
度数:14%
インポータコメント
ミシェルの時代から特別なエネルギーを感じると言われていた石英質土壌の区画に植わる、樹齢75年のソーヴィニヨン・ブラン80%と、樹齢40年のムニュ・ピノ20%を両セパージュともにダイレクトプレス。
15hlのアルザス産の大型のフードルにて熟成&醗酵し、それからタンクに移し変えてさらに熟成。フードルでの熟成期間中はウイヤージュせずに酸化熟成させるのがこのキュヴェの特徴。
口に含むと、すぐにこれが特別なワインである事が理解できるような熟度の高さと、穏やかに広がる果実の旨味。
力強さもありながらも。
ホワっとした優しさを感じる事ができる酒質と、時間の経過とともに様々な表情をみせてくれるメゾンブリュレの特別なキュヴェです。
ピンクがかった黄金色。
見た目にもとろみを感じます。
紅茶、スパイス、フヌイユ、黄桃の香り。
非常にアロマティック。
アタックはまるみがあり滑らか。
例年よりクリアな印象で重くない。
干し葡萄のような甘みと程よい苦味。
旨味はたっぷりだけどドライです。
■生産者
Maisons Brulees (メゾン・ブリュレ)
本拠地:フランス・ロワール
2013年9月。
ロワールの偉大なビオディナミスト、ミシェル・オジェの引退はこのドメーヌの新たな門出となりました。
そしてこのドメーヌ・メゾン・ブリュレを新たに引き継いだのはアルザス出身のポール・ジレという男。
彼は元々アルザスでカヴィストとして働いていました。
また2011年まではアルゼンチンでレストランの経営者を行っていましたが、ヴィニュロンになる夢を捨てきれず、フランスに戻り醸造学校に通いながらアルザスのブルノ・シュレールの元で働きました。
その後トゥーレーヌを訪れた際にその土地に魅了され、ミシェルと出会い彼の元で数年間の経験を積むこととなります。
その時の真摯な姿がミシェルに自身のドメーヌを継承させることを決意させます。
ミシェルから受け継いだメゾン・ブリュレの伝統は守りながら、新しいスタイルを加え進化させ、ラベルも魅力的なものに変更しています。
ミシェルが醸造していたエネルギーに満ち溢れたあの液体に、優しさを付け加えたような素晴らしい味わいのワインが生まれました。