コスミック・ヴィニャテーズ 2020
国:Spain (スペイン)
地域:Cataluna (カタルーニャ)
品種:Garnacha Blanco (カリニャン・ブランコ)
Negra (ネグラ)
Gris (グリ)全色
タイプ:Red (赤)
土壌:粘土石灰質
栽培:ビオディナミ
醸造:3色全て混醸造。
グラン・アンティエを低温で5日間のマセラシオン後、プレス。
ステンレスタンク85%とアンフォラ15%にて醸造。
ステンレスタンクにて4ヶ月間シュール・リー熟成。
度数:12%
インポータコメント
ワイン名は「カリニャン達」という意味で若いカリニャンも妙齢のカリニャンも一緒に踊っているのが印象的なエチケット。
サルバ自身が植樹したカリニャンを含む。
赤でも白でもロゼでも無い、カリニャンの素晴らしさを世間に知らせるためにも造った。
自身の植樹した若いカリニャンと樹齢の高いものを混ぜて、見事な調和を生んでいる。
■生産者
COSMIC VINYATERS (コスミック・ヴィニャテーズ)
本拠地:スペイン・カタルーニャ
造り手:サルヴァドール・バットヤ・バラベッチュ
フランスの国境から100kmも離れていない山の中、アグヤーナ村で2013年からワイン造りを始めた
サルヴァドールの出身地は、カバで有名なペネデス。
家族は今でもそこでぶどうを栽培しているが、両親とは哲学が合わず、独立を決意した。
現在はこの村で、絶滅しつつある幻のセパージュ、【カリニャン・ブランコ】と【カリニャン・グリ】を栽培している。
土着品種とは先祖たちの知恵の結晶であり、その土地の遺産であると考えているサルヴァ。
テロワールには、土壌や気候などの物理的な要素があるのはもちろん、『文化』という概念も強く含まれていると主張する。
山の地形によって、ここは常に内陸の方から来る乾燥した風、トラモンターニュが強く吹き、さらに年間の湿度も高い。
どんなぶどうでもここで栽培すると南仏よりも自然に酸が上がってフレッシュに出来上がる、『酸』を大切にしている彼にとっては最高の場所。
完璧主義者で、ストイックなこだわりがありながら純粋でやさしいサルヴァをそのまま表しているワインたち。
正確さとこれ以上ない澄み切った酸を持つ彼のワインは開くのに少々時間がかかるが、熟成が進むにつれ、鋭い酸と優しい果実味が絡み合い素晴らしいアロマと旨みを見せてくれるだろう。
ぶどうも、造りも、人間も全て「時」に支配されている。
幼いころからぶどう畑の中で育ち、ワインを造るようになったのは必然なサルヴァドール。
それと同時に天文学や宇宙にも興味深く、自然や宇宙のエネルギーの大切さなどにとても敏感だ。
ぶどう栽培はもちろんビオディナミ。
標高600mの畑、ユカトーの真ん中にある岩の上で瞑想することもたびたび。
スピリチュアルな面を持つもの彼の魅力の一つである。