バトーネ 2015
国:Italy (イタリア)
地域:Toscana (トスカーナ)
品種:様々な品種を混植
Sangiovese (サンジョヴェーゼ)
Clorino (コロリーノ)
Malvasia Nera (マルヴァジーアネーラ)
Trebbiano (トレッビアーノ)
Malvasia (マルヴァジーア)
Vermentino (ヴェルメンティーノ)
Canzona (フランチェーゼ)
タイプ:Red (赤)
栽培:有機栽培
醸造:混植されたブドウを全て一緒に全房で発酵
度数:
インポータコメント
自家用ワイン用に、0.5haの高樹齢のブドウが植わる区画を借りました。
その畑には、サンジョヴェーゼを筆頭にコロリーノ、マルヴァジーアネーラ、トレッビアーノ、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノや地元ではフランチェーゼと呼ばれるカベルネに似た品種など様々な品種が混植していて、伝統的にはそれらを全て一緒に醸造していたそう。
そんな伝統に則り、ブドウを破砕はしますが除梗することなく、全てのブドウを一緒に醗酵させたワインがこのバトーネ。
危険すぎる飲み心地です。
■生産者
Massa Vecchi (マッサ・ヴェッキア)
本拠地:イタリア・トスカーナ
ファブリッツィオ・ニコライーニとその家族によって営まれる彼らのワイナリーは、 トスカーナ州の南端グロッセート県のほぼ中央に位置するマッサマリッティマにあります。
1986年より、標高200〜450mのところにある2.1haの畑から始め、現在は5haでブドウを栽培。
土着品種であるヴェルメンティーノやサンジョヴェーゼ、アリカンテを中心に、 土壌やブドウの特性をより自然な形でワインに表現できたらと考えています。
1993年から一切の化学肥料を使わない有機農法へと転換し、 現在では家畜の飼育・その家畜に与える餌の生産・ワラや残根と家畜の糞尿から完熟堆肥の生産、 これらの全てを自分たちでまかなう循環型農法を実践しています。
ワイン造りでは、野生酵母のみを使用して、木製の開放醗酵槽でのマセレーションと醗酵を行い、 春先の樽の移し変え時かボトリング時の二酸化硫黄の添加もごく少量に抑えるなど、 温度管理や化学合成物による人為的なコントロールをせずに醸造を行い、年間約12000本を生産しています。
近年ではフランス・アルザスの生産者ジェラール・シュレールの現当主ブリュノ氏と親交を深め、栽培・醸造の両面で影響を受けあっています。
2006年からはファブリッツィオの娘夫婦が中心になってワイン造りを行っています。