ピノグリ ゼアン アンティカム・ファーム 2017
国:USA (アメリカ)
地域:Oregon (オレゴン)
品種:Pinot Gris (ピノ・グリ)
タイプ:Pink (ロゼ)
土壌:ベルパイン土壌
栽培:バイオダイナミック
醸造:9月23日に手摘みで収穫開始。65%全室。果皮からフレバーと色を得るため一
部を赤ワインのように14日スキンコンタクト。空気式プレス。フレンチオーク古樽で7ヶ月熟成。瓶詰め前に一度ラッキングして2018年6月15日に瓶詰め。
SO2:瓶詰め時少量添加。Total SO2: 45ppm
度数:12.8%
インポータコメント
グレープフルーツ、塩、ウマミ、鉄。
最上のピノ・グリは、赤ワインを造るときと同じように、果皮と果汁を一緒に発酵させることで生まれると考えています。
ピノ・グリ100%のこのさわやかなロゼは、一部を、赤ワインのように開放槽で2週間全房発酵させ、毎日果房の管理をして果皮からフレーバーと色素を抽出しました。
このワインの鮮烈なフレーバーはこういった手法からだけでなく、アンティカム・ファームと呼ばれる畑のユニークなキャラクターからもたらされています。
この畑は常に温暖で、灌漑なしの管理、また表土(ベルパインと呼ばれるシルトの多い粘土質土壌)が非常に薄いため、ブドウ樹は生存のため根を地中深くにまで伸ばす必要があります。
結果的にさまざまな地層からミネラルがブドウ樹にもたらされ、強く、複雑なフレーバーを持つブドウが実るのです。
プレス後にオーク古樽で熟成。
マロラクティック発酵終了後にわずかなSO2添加を行い、無濾過無清澄でボトリングしました。
■生産者
MINIMUS WINES (ミニマス・ワインズ)
本拠地:アメリカ・オレゴン
作り手:チャド・ストック
オレゴン発 天才醸造家 ”CHAD STOCK チャド・ストック”の実験プロジェクト「MINIMUS WINES ミニマス・ワインズ」。
「ミニマス・ワインズ」はチャド・ストックのワイン醸造所であり、新しいアイディアの実験場である。チャド・ ストックは、カルフォルニア州立大学で醸造学を学んだ後、数年間他のワイナリーでアシスタントや醸造長を務め 、自然派ワイン造りのコンサルタントをし、2011年に、それまでオレゴン州で行われていたことすべてに“疑問を呈する”目的で「ミニマス・ワインズ」を設立しました。
「ピノ・ノワールがオレゴンのウィラメット・バレーのすべての畑で理想的な葡萄である」とは確信していなかった彼は、他の品種を植えて実験し、オレゴン州やアメリカのワイナリー達がそれまで入手できなかった欧州品種を直接輸入するプログラムを作りました 。
今までとは違った発酵や熟成の容器の使用を探求し、初のアメリカンアンフォラの開発を手伝い、そのアンフォラでワインを造り、オレゴン初の酸膜酵母熟成によるワインを造ったこと、また、オレゴン州に初めてクリの木で作った樽を輸入したことも、その「疑問」や「探求」のプロセスで彼が行ったことです。 「MINIMUS」とは、ミニマム(最小)の意味で、添加物なしでワインを作ること表します。
ワインのほとんどが一度しか造らないキュべであり、すべて意図をもって実験的に造られます。
数字が付与されるナンバーシリーズ、辞書シリーズ、その他があります。